【初心者向け】ノーコードで家計簿アプリを作る方法|AppSheet完全ガイド
「家計簿アプリは便利だけど、自分にピッタリの機能が揃ったものがなかなか見つからない…」そんなお悩みを抱えていませんか?
今回の記事では、プログラミングスキルが全くない初心者でも簡単に作成できる、ノーコードでの家計簿アプリ作りに挑戦してみましょう。自分だけのオリジナルな家計簿アプリを作れば、自分のライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能で、使いやすさは抜群です。
具体的には、ノーコードツール「AppSheet」を使って、ステップバイステップでアプリの作り方を解説します。また、便利な機能の追加やセキュリティ対策もしっかりとカバー。さらに、完成後の運用のコツや、継続的な改善方法もご紹介します。
なぜノーコードで家計簿アプリを自作する?メリットと既存アプリとの比較
家計簿アプリは、日々の収支を記録し、お金の流れを把握するための強力なツールです。しかし、既存のアプリでは「機能が多すぎて使いこなせない」「デザインが好みではない」「プライバシーが気になる」といった不満を持つ方も少なくありません。そこで注目したいのが、ノーコードで家計簿アプリを自作するという選択肢です。ここでは、ノーコードで自作するメリットと、既存アプリとの比較について詳しく解説します。
既存の家計簿アプリのメリット・デメリット
まずは、既存の家計簿アプリのメリットとデメリットを見ていきましょう。多くのアプリが存在する中で、自分に合ったものを見つけるのは意外と難しいものです。
メリット | デメリット |
---|---|
手軽に始められる | App StoreやGoogle Playからダウンロードするだけで、すぐに使い始められます。 |
自動連携機能が充実 | 銀行口座やクレジットカードと連携することで、自動的に収支を記録できます。 |
分析機能が豊富 | グラフ表示やカテゴリ分けなど、お金の流れを可視化する機能が充実しています。 |
広告表示や課金がある | 無料版では広告が表示されたり、一部機能が制限されていたりする場合があります。 |
プライバシーへの懸念 | 個人情報や金融情報をアプリに登録する必要があるため、セキュリティ面で不安を感じる方もいます。 |
カスタマイズ性が低い | 既存の機能に縛られるため、自分のライフスタイルに合わせた使い方が難しい場合があります。 |
ノーコードで自作するメリット
次に、ノーコードで家計簿アプリを自作するメリットを見ていきましょう。プログラミングの知識がなくても、自分だけのオリジナルアプリを作れるのがノーコードの魅力です。
メリット | 詳細 |
---|---|
完全オリジナルなアプリを作れる | 自分の必要な機能だけを搭載し、使いやすいようにデザインをカスタマイズできます。 |
プライバシーを保護できる | 個人情報や金融情報を外部に預ける必要がないため、セキュリティ面で安心です。 |
費用を抑えられる | ノーコードツールは無料または低価格で利用できるものが多く、開発費用を大幅に削減できます。 |
開発スキルが身につく | ノーコードツールを使うことで、論理的思考力や問題解決能力が向上し、開発スキルを習得できます。 |
改善・アップデートが容易 | ユーザーからのフィードバックを基に、機能の追加や修正を簡単に行えます。 |
ノーコードがおすすめな人、そうでない人
ノーコードでの家計簿アプリ作りは、全ての人におすすめできるわけではありません。以下に、おすすめな人とそうでない人の特徴をまとめました。
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
既存のアプリに満足できない | とにかく手軽に家計簿を始めたい |
プライバシーを重視したい | 高度な分析機能や自動連携機能を求める |
自分でアプリをカスタマイズしたい | デザインやUIに強いこだわりがある(ノーコードツールによっては制約がある) |
新しいことに挑戦したい | プログラミングの学習に抵抗がない(より自由度の高いアプリ開発が可能) |
もしあなたが「既存のアプリでは物足りない」「自分だけの使いやすい家計簿アプリが欲しい」と感じているなら、ノーコードでのアプリ作りは非常におすすめです。次のセクションでは、具体的な作り方をステップバイステップで解説していきます。
ノーコード家計簿アプリの作り方【AppSheetステップbyステップ】
ここでは、ノーコードツールAppSheetを使って、家計簿アプリを実際に作成する手順を解説します。プログラミングの知識は一切不要ですので、ご安心ください。
準備編:AppSheetアカウント作成とスプレッドシート準備
まず、AppSheetのアカウントを作成し、家計簿のデータとなるスプレッドシートを準備します。
- AppSheetアカウントの作成:AppSheet公式サイトにアクセスし、Googleアカウントなどでサインアップします。
- スプレッドシートの準備:Googleスプレッドシートで、家計簿のデータ管理に必要な項目を用意します。例えば、「日付」「費目」「内容」「金額」「収入/支出」などの列を作成します。
スプレッドシートの準備例:
日付 | 費目 | 内容 | 金額 | 収入/支出 |
---|---|---|---|---|
2024/01/01 | 食費 | コンビニ | 300 | 支出 |
2024/01/01 | 給与 | 200000 | 収入 |
AppSheetがデータを理解できるように、一番上の行がヘッダー行になっていることを確認してください。
開発編:AppSheetでアプリを作成する
AppSheetにスプレッドシートを接続し、アプリのUIをデザインしていきます。
①データソース(スプレッドシート)を接続
- AppSheetにログイン後、「+ Create」から「Start with Google Sheets」を選択します。
- アプリ名を入力し、先ほど作成したスプレッドシートを選択します。
- AppSheetがスプレッドシートの内容を見て、テーブルを追加するかサジェストしてくれる場合があります。
②UI(見た目)をデザイン
AppSheetのエディタで、アプリの見た目を自由にデザインできます。
- Viewの追加:「Views」タブから、データの表示形式(テーブル、カード、マップなど)を選択し、Viewを追加します。
- カラムの設定:「Columns」タブで、各カラムのデータ型(テキスト、数値、日付など)を設定します。
- UIの調整:表示順序やフォント、色などを調整して、見やすいUIを作成します。
③計算式やアクションを設定
AppSheetでは、計算式やアクションを設定することで、アプリの機能を拡張できます。
- 計算式の追加:「Columns」タブで、計算式を設定したいカラムを選択し、「App formula」に計算式を入力します。例えば、収入と支出の差額を計算する式などを設定できます。
- アクションの設定:「Behavior」タブで、ボタンの追加やデータの編集などのアクションを設定します。
テスト編:動作確認と修正
作成したアプリが正常に動作するか確認し、必要に応じて修正を行います。
- AppSheetのエディタで、アプリをプレビューし、データの入力や表示、計算式などが正しく動作するか確認します。
- 問題点が見つかった場合は、UIや計算式などを修正し、再度動作確認を行います。
公開編:アプリを共有・配布
アプリが完成したら、共有・配布設定を行い、実際に利用できるようにします。
- AppSheetのエディタで、「Deploy」をクリックし、アプリを公開します。
- アプリの共有設定を行い、他のユーザーが利用できるようにします。
AppSheetで作成したアプリは、スマートフォンやタブレットで利用できます。自分だけでなく、家族や友人と共有することも可能です。
AppSheetを使うのは初めてでも、比較的簡単にアプリを作成できます。
これで、あなただけのオリジナル家計簿アプリが完成しました!
自作家計簿アプリをパワーアップ!便利な機能追加アイデア集
基本機能が完成したら、さらに便利な機能を追加して、自作家計簿アプリをパワーアップさせましょう。ここでは、ユーザー体験を向上させるためのアイデアをいくつかご紹介します。
レシート読み取り機能の追加
家計簿アプリの入力作業を大幅に削減できるのが、レシート読み取り機能です。AppSheet自体にレシート読み取り機能はありませんが、Google Cloud Vision APIなどの外部サービスと連携することで実現できます。レシートをカメラで撮影するだけで、日付、金額、品目などを自動で読み取り、家計簿データに反映させることが可能です。手入力の手間を省き、継続的な家計簿管理をサポートします。
実装のヒント:
- AppSheetからCloud Vision APIを呼び出す仕組みを構築する。
- APIから取得したデータをスプレッドシートに反映させる。
- レシートのフォーマットに合わせて、データ抽出の精度を調整する。
グラフ表示で支出を可視化
日々の支出をグラフで可視化することで、お金の流れが一目でわかるようになります。円グラフでカテゴリ別の支出割合を表示したり、折れ線グラフで月ごとの支出推移を表示したりすることで、無駄遣いを早期に発見し、改善に繋げることができます。AppSheetのチャート機能を使えば、簡単にグラフを作成できます。
実装のヒント:
- AppSheetのチャートビューを使って、グラフの種類(円グラフ、折れ線グラフなど)を選択する。
- グラフに表示するデータ範囲や集計方法を設定する。
- グラフの色やラベルを調整して、見やすいデザインにする。
カテゴリ分けをカスタマイズ
家計簿のカテゴリ分けは、人によって必要な項目が異なります。例えば、「趣味・娯楽」をさらに細かく分類したい場合や、「交通費」を「電車」「バス」「タクシー」に分けたい場合など、自分のライフスタイルに合わせて自由にカスタマイズできると便利です。AppSheetでは、カテゴリを自由に設定できるだけでなく、アイコンを設定したり、色分けしたりすることも可能です。
実装のヒント:
- カテゴリを管理する専用のスプレッドシートを作成する。
- AppSheetで、カテゴリの選択肢をスプレッドシートから取得するように設定する。
- カテゴリごとにアイコンや色を設定して、視覚的に分かりやすくする。
予算設定機能で使いすぎを防止
毎月の予算を設定し、支出が予算を超えないように管理する機能は、節約意識を高める上で非常に有効です。カテゴリごとに予算を設定したり、月全体の予算を設定したりすることで、使いすぎを防止することができます。AppSheetでは、予算と支出を比較する計算式を設定し、予算オーバーの場合はアラートを表示することも可能です。
実装のヒント:
- 予算を管理する専用のスプレッドシートを作成する。
- AppSheetで、予算と支出を比較する計算式を設定する。
- 予算オーバーの場合にアラートを表示する設定を行う。
複数端末との連携
家族で家計を共有している場合や、複数のデバイスで家計簿を管理したい場合は、複数端末との連携機能が役立ちます。AppSheetは、Google スプレッドシートをデータソースとして使用するため、スプレッドシートを共有することで、簡単に複数端末との連携を実現できます。外出先でスマートフォンから入力したデータが、自宅のタブレットにもリアルタイムに反映されるので、いつでも最新の家計状況を確認できます。
実装のヒント:
- Google スプレッドシートを家族と共有する。
- AppSheetアプリを各端末にインストールし、同じスプレッドシートに接続する。
- 必要に応じて、ユーザーごとにアクセス権限を設定する。
セキュリティ対策も万全!ノーコード家計簿アプリの安全性
ノーコードで家計簿アプリを作成する際、気になるのはセキュリティですよね。個人情報や家計のデータを取り扱うからこそ、安全対策は非常に重要です。ここでは、AppSheetのセキュリティ対策と、自分でできる対策について解説します。
AppSheetのセキュリティ対策について
AppSheetは、Googleが提供するノーコード開発プラットフォームであり、一定のセキュリティ対策が施されています。AppSheetで開発されたアプリはクラウドベースでデータが管理され、データの漏洩や不正アクセスに対するセキュリティ対策が重要となります。
具体的には、以下のような対策が行われています。
- データの暗号化: AppSheetは、保存時および転送中のデータを暗号化することで、不正アクセスから保護しています。
- アクセス制御: ユーザーの役割に基づいて、アプリへのアクセス権限を制御できます。これにより、機密データへのアクセスを制限し、情報漏洩のリスクを低減します。
- 監査ログ: ユーザーの操作履歴を記録することで、不正行為の追跡や原因究明を可能にします。
- セキュリティアップデート: AppSheetは、定期的にセキュリティアップデートを実施し、脆弱性に対応しています。
ただし、AppSheetのセキュリティ対策は万全ではありません。ユーザー自身もセキュリティ意識を高め、適切な対策を講じる必要があります。
自分でできるセキュリティ対策
AppSheetのセキュリティ対策に加えて、ユーザー自身でできるセキュリティ対策も重要です。以下に、具体的な対策を紹介します。
パスワード設定と管理
強力なパスワードを設定し、定期的に変更しましょう。推測されやすいパスワード(誕生日、名前など)は避け、英数字、記号を組み合わせた複雑なパスワードを設定することが重要です。また、同じパスワードを複数のサービスで使い回すことは避けましょう。
対策 | 詳細 |
---|---|
パスワードの長さ | 12文字以上を推奨 |
パスワードの種類 | 英字(大文字・小文字)、数字、記号を組み合わせる |
パスワードの変更頻度 | 3ヶ月ごとの変更を推奨 |
パスワード管理 | パスワード管理ツールを利用する |
データのバックアップ
万が一の事態に備えて、定期的にデータのバックアップを取りましょう。AppSheetからスプレッドシートにエクスポートするなど、複数の場所にバックアップを保存することをおすすめします。バックアップデータは、安全な場所に保管し、パスワードで保護しましょう。
不審なアクセスに注意
身に覚えのないアクセスや、不審なメールに注意しましょう。AppSheetやGoogleを装ったフィッシング詐欺に注意し、安易に個人情報を入力しないようにしましょう。不審なメールを受信した場合は、すぐにAppSheetのサポートに連絡してください。
不審なアクセスの例 | 対策 |
---|---|
身に覚えのないログイン履歴 | パスワードを変更し、2段階認証を設定する |
不審なメールやSMS | リンクをクリックせず、送信元を確認する |
AppSheetを装った偽サイト | URLを確認し、公式サイトであることを確認する |
これらの対策を講じることで、ノーコード家計簿アプリの安全性を高めることができます。セキュリティ対策をしっかりと行い、安心して家計簿アプリを利用しましょう。
ノーコード家計簿アプリ完成!継続的な改善と運用のコツ
お疲れ様でした!AppSheetを使ったノーコード家計簿アプリが完成しましたね。しかし、アプリは作って終わりではありません。継続的に改善し、運用していくことで、より便利で使いやすいアプリへと成長させることができます。ここでは、完成した家計簿アプリをさらにパワーアップさせ、長く活用するためのコツをご紹介します。
ユーザーからのフィードバックを収集
自分にとって使いやすいアプリでも、他の人にとっては使いにくいかもしれません。家族や友人に実際にアプリを使ってもらい、フィードバックを収集しましょう。使い勝手の悪さや改善点など、客観的な意見を聞くことで、自分では気づかなかった問題点を発見できます。
フィードバックの収集方法としては、アンケートフォームを作成したり、直接インタビューしたりする方法があります。AppSheetアプリ内にフィードバック機能を組み込むことも可能です。
定期的なアップデートで使いやすさを向上
ユーザーからのフィードバックを参考に、定期的にアプリをアップデートしましょう。UIの改善、新機能の追加、バグの修正など、小さな改善を積み重ねることで、アプリの使いやすさは格段に向上します。
AppSheetは、ドラッグ&ドロップで簡単にUIを変更したり、計算式を追加したりできるため、アップデートも比較的容易に行えます。定期的に時間を設け、アプリの改善に取り組むようにしましょう。
運用ルールを決めて継続的に利用する
せっかく作った家計簿アプリも、使わなくなってしまっては意味がありません。継続的に利用するために、自分なりの運用ルールを決めましょう。
- 毎日記録する時間を決める: 毎日同じ時間に記録することで、習慣化しやすくなります。
- 記録する項目を固定する: 毎回記録する項目が変わると、入力が面倒になり、継続が難しくなります。
- 目標を設定する: 毎月の目標を設定し、達成度を可視化することで、モチベーションを維持できます。
これらのルールはあくまで一例です。自分に合ったルールを見つけ、無理なく継続できるような仕組みを作りましょう。
他のノーコードツールへの展開も検討
AppSheetで家計簿アプリを作成した経験を活かして、他のノーコードツールにも挑戦してみましょう。例えば、よりデザイン性の高いアプリを作成したい場合は、AdaloやBubbleなどを試してみるのも良いでしょう。 akio’s bloggerの記事では、Amazon Honeycodeで家計簿アプリを作成した事例が紹介されています。 様々なノーコードツールを試すことで、新たな発見やアイデアが生まれるかもしれません。
また、Platioのような業務改善に特化したノーコードツールも存在します。 家計簿アプリで培ったスキルを活かして、仕事で役立つアプリを開発することも可能です。