kintoneで簡単にアプリを作成する方法!初心者向けガイド

kintoneは、ノーコードで業務管理アプリを簡単に作成できるツールです。ITに詳しくないビジネスマンでも、直感的に操作できるため、業務効率化を目指す企業に非常に人気があります。本記事では、kintoneを使ってアプリを作成する方法について、ステップごとに分かりやすく解説します。これからkintoneでアプリを作りたいと考えている方にとって、参考になる内容です。

目次

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kintoneアプリ作成の概要

kintoneは、プログラミングの知識がなくても簡単にカスタマイズ可能なアプリを作成できるプラットフォームです。アプリ作成のプロセスは、基本的に「フィールドの設定」「レイアウトの編集」「ワークフローの設定」「通知の設定」など、簡単な操作で進めることができます。この記事では、kintoneでアプリを作成する流れを説明していきます。

kintoneでアプリを作成する前の準備

アプリ作成を始める前に、どんなアプリを作りたいか、どのようなデータを扱いたいかをあらかじめ考えておくことが重要です。以下の準備をしておくとスムーズにアプリ作成が進みます。

  1. 目的の明確化
    どのような業務を効率化したいのか、アプリを通じて何を達成したいのかを明確にしましょう。例えば、顧客管理、案件管理、タスク管理など、目的に合わせたアプリ設計ができます。
  2. 必要なデータ項目の整理
    アプリにどんなデータを入力・管理したいかを整理しておきます。例えば、顧客情報なら「名前」「住所」「電話番号」「メールアドレス」などの項目が考えられます。
  3. ユーザーの役割とアクセス権の設定
    アプリを使用するメンバーがどのように操作するのか、どのデータにアクセスできるのかを考慮して、役割やアクセス権を決めておくことも大切です。

kintoneアプリ作成のステップ

1. アプリの作成

kintoneの管理画面にログインした後、ダッシュボードから「アプリ」を選択し、「アプリを作成」ボタンをクリックします。新しいアプリを作成する際には、以下の方法を選べます。

  • テンプレートから作成
    kintoneにはあらかじめ用意されたテンプレートが多数あります。これらのテンプレートを使用すると、アプリ作成が短時間で完了します。例えば、「顧客管理」「案件管理」「リスト管理」などのテンプレートが利用可能です。
  • ゼロから作成
    自分で必要なフィールドを一から設定して作成する方法です。特に独自のデータ管理を行いたい場合や、テンプレートでは対応できない場合に選択します。

2. フィールドの設定

アプリの基盤となるのが「フィールド」です。フィールドは、データを入力するための項目を指します。例えば、顧客情報を管理するアプリでは、「名前」「住所」「電話番号」などのフィールドが必要です。

kintoneでは、以下のようなさまざまなフィールドタイプを利用できます。

  • テキスト
    文字列を入力するためのフィールドです。「名前」「住所」などの項目に使います。
  • 数値
    数字を入力するためのフィールドです。「売上額」などの金額データに適しています。
  • 日付
    日付を入力するためのフィールドです。「契約日」や「納期」などに使います。
  • ラジオボタン
    複数の選択肢から1つだけ選べるフィールドです。「状態」や「優先度」などを選択肢で設定できます。
  • ドロップダウンリスト
    リストから選択するためのフィールドです。特定の選択肢が決まっている場合に便利です。
  • チェックボックス
    複数の選択肢から複数を選べるフィールドです。例えば、「対応した内容」などをチェックボックスで管理します。

フィールドを追加したら、それぞれのフィールドの名前や設定を行います。

3. レイアウトの設定

次に、フィールドをどのように並べるかを決定します。kintoneでは、ドラッグアンドドロップでフィールドを自由に配置できます。これにより、使いやすい画面を作成することができます。

例えば、顧客情報を管理する場合、基本的な情報(名前、住所、電話番号)を上部に配置し、案件情報やメモ欄をその下に配置するなど、レイアウトを工夫することで、業務の効率化が図れます。

4. ワークフローの設定

kintoneのアプリでは、ワークフロー機能を使って業務の流れを管理できます。例えば、顧客情報が登録された後に承認を行ったり、タスクが完了したら次のステップに進んだりする流れを設定することができます。

ワークフローの設定は、アプリの「設定」から「アクション」を選び、どのアクションがトリガーとなるかを決定します。これにより、業務フローに沿った動作を自動化できます。

5. 通知の設定

アプリの作成が完了したら、通知機能を活用することもできます。例えば、新しいデータが追加されたときや、タスクの期限が近づいたときに通知を送る設定を行うことができます。これにより、重要な情報を見逃すことなく、業務が進められます。

6. アプリの公開とアクセス設定

アプリを完成させたら、最後に公開します。公開後は、アクセス権限を設定して、どのユーザーがアプリを利用できるかを制限することができます。アクセス権限は、管理者権限を持つユーザーが設定できます。

kintoneアプリ作成後の運用と改善

アプリ作成後は、運用を始めてからフィードバックを受けることが大切です。使用しているユーザーからの意見を参考に、必要な機能を追加したり、レイアウトを変更したりして、アプリをさらに使いやすくしていきます。

また、kintoneではデータの分析や集計機能も充実しており、作成したアプリから得られたデータをもとに業務の改善点を見つけ出し、アプリを進化させていくことができます。

まとめ

kintoneを使ったアプリ作成は、プログラミングの知識がなくても簡単に実現できます。目的に合ったアプリを作成し、業務効率を大幅に改善することが可能です。今回は、kintoneのアプリ作成方法について、基本的な流れを解説しました。アプリ作成の際には、どんなデータを管理するのか、どのような操作を行いたいのかを考え、フィールドやレイアウトを自由にカスタマイズして、使いやすいアプリを作成しましょう。

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