無料で使える勤怠管理システムおすすめ10選【2025年最新版】

目次

はじめに

働き方改革やリモートワークの普及により、企業にとって「勤怠管理システム」の導入は必須となっています。従業員の出勤・退勤、休暇申請、残業時間の管理を手作業で行うのは、非効率で人的ミスも起きやすいものです。しかし「コストをかけられない」「とりあえず無料で始めたい」と考える中小企業やスタートアップも多く存在します。

そこで本記事では、無料で利用できるおすすめの勤怠管理システムを厳選してご紹介します。無料とはいえ、基本機能が充実しているものも多く、業務効率化やコンプライアンス強化に大いに役立ちます。

無料の勤怠管理システムはどこまで使える?

無料の勤怠管理システムには「完全無料」と「フリープランあり」の2種類があります。完全無料のツールは、基本機能が無制限で使える代わりにサポートが限定されていたり広告が表示されたりすることがあります。一方、フリープランは有料版へのアップグレードを前提としており、利用人数や機能に制限があることが一般的です。

たとえば、打刻機能やシフト管理は利用可能でも、給与計算やAPI連携が制限されているケースがあります。そのため、導入前には「自社の運用に必要な機能は何か」を明確にして選ぶことが重要です。

無料で使える勤怠管理システム一覧

以下は、2025年時点で評価の高い無料勤怠管理システムの比較表です。

サービス名完全無料 or フリープラン主な機能無料利用の上限モバイル対応
KING OF TIME Freeフリープラン打刻、勤怠集計ユーザー5人まで
ジョブカン勤怠管理フリープランシフト管理、休暇申請30日間無料
HRMOS勤怠フリープラン打刻、労働時間の可視化30日間無料
IEYASU完全無料打刻、残業管理無制限
タイムカードEX完全無料簡易打刻、CSV出力無制限△(PC推奨)
Touch On TimeフリープランICカード打刻3名まで
チムスピ勤怠フリープランモバイル打刻、管理者設定14日間無料
勤之助完全無料簡易勤怠管理無制限
MITERASフリープラン労務管理連携10名まで
AKASHIフリープラン残業アラート、改ざん防止20日間無料

完全無料の勤怠管理システム3選

1. IEYASU(イエヤス)

IEYASUは、クラウド型でありながら完全無料で使える勤怠管理システムです。中小企業やNPO法人、スタートアップの間で高い評価を受けており、必要最低限の打刻・勤怠レポート機能を備えています。UIもシンプルで使いやすく、スマホやタブレットからのアクセスにも対応しています。

サポートは限定的ですが、導入から運用までオンラインマニュアルが整っており、ITリテラシーが高くないチームでも安心して導入できます。

2. 勤之助(きんのすけ)

勤之助は、タイムカード代わりに活用できるシンプルな無料ツールです。最低限の出勤・退勤記録、勤務時間集計、CSV出力機能が備わっており、アルバイトや少人数チームの管理に最適です。カスタマイズ性やAPI連携はありませんが、「コストゼロでとにかく記録を残したい」というニーズに応えます。

3. タイムカードEX

Windows環境で動作する無料のデスクトップアプリです。クラウド連携こそありませんが、インターネット環境が不要なため、社内LAN環境で運用するオフライン業務にも対応可能。紙のタイムカードからの移行を検討している企業にとって、第一歩として有効な選択肢です。

フリープラン付きでおすすめの勤怠管理システム3選

1. KING OF TIME Free

打刻や勤怠管理に強みを持つ「KING OF TIME」の無料プランです。最大5名まで利用可能で、打刻方法もICカード・PC・スマホから選べるのが特長です。将来的な人数増加や機能拡張を見据えたスムーズなスケーラビリティを確保できます。

2. ジョブカン勤怠管理

30日間の無料トライアルがあります。直感的なUIと豊富な機能で、多くの企業に導入されています。打刻・休暇申請・申請承認などをワンクリックで行えるため、管理者と従業員双方の手間を削減できます。

3. Touch On Time

3名まで無料で利用可能なTouch On Timeは、ICカードによる出退勤管理が可能です。スマートデバイス対応で、工場・店舗・現場系の業種との親和性も高く、正確な勤怠記録が求められる現場での導入が進んでいます。

無料版の限界と有料移行のタイミング

無料プランを活用していると、次第に「機能制限」や「サポートの不足」を感じるようになります。たとえば、従業員数の上限を超えたタイミングや、複数拠点の一括管理が必要になった際は、有料プランへの移行を検討すべきです。

特に以下のようなシグナルが見えたら要注意です。

  • 従業員数が無料枠を超えた
  • シフト管理や給与計算との連携が必要
  • サポート体制が必要
  • 監査・労務管理対策を強化したい

これらのニーズが発生した時点で、有料版へ移行することで業務効率と信頼性を高められます。

無料勤怠管理システムの選び方

無料とはいえ、勤怠管理システムを選ぶ際には以下の基準をチェックすることが大切です。

選定基準確認ポイント
利用人数無料プランの上限人数を確認
機能範囲打刻、シフト、残業、休暇管理の有無
モバイル対応スマホやタブレットでの打刻可否
データ出力CSV・PDFでの出力機能
セキュリティアカウント管理、IP制限の有無
サポート問い合わせ対応やマニュアルの整備状況

まとめ

無料の勤怠管理システムは、コストを抑えつつ業務の効率化を実現できる優れた選択肢です。特に少人数の企業やスタートアップにとっては、導入のハードルが低く、試験的に運用を始めるのに最適です。ただし、機能や人数に制限があるため、成長フェーズに応じて有料プランへの移行も視野に入れておくべきです。

IEYASUのような完全無料タイプで基礎から始めるのも良いですし、KING OF TIMEやジョブカンのように将来の拡張性を見据えたフリープランを選ぶのも有効です。まずは自社のニーズを明確にし、最適なツールを選定しましょう。

目次