補助金ポータルを自社ブランド化 ノーコードで最短構築した開発事例

動画マーケティング支援や中小企業向けのDX支援、研修事業などを展開するK社は、補助金や助成金の相談対応において、自社の信頼感を高める仕組みづくりが課題でした。既存の他社ポータルに頼らず、自社ブランドで案内できる補助金ポータルサイトを立ち上げるため、ノーコードを軸に開発を推進。本記事では、導入背景から要件整理、開発方針までを紹介します。
「補助金相談のたびに他社サイト依存 ブランド毀損の背景」
同社は、補助金や助成金の相談を受ける場面で、情報提示の方法に課題を抱えていました。相談時に参照できる仕組みとしては、他社が提供する補助金ポータルサイトを利用する選択肢しかなく、結果として顧客体験の主導権を握りづらい状況が続いていました。支援内容そのものは同社の強みである一方、案内の導線が他社サービス上にあることで、ブランディングの観点からも望ましくないという結論に至りました。
「自社ポータルを早く作り運用で磨く」
同社が目指したのは、相談時に自社の補助金ポータルサイトを見ながら案内できる状態をつくることでした。比較対象としては、既存サービスの継続利用や、従来型の開発で一から構築する方法が考えられます。しかし前者はブランド課題が解消されず、後者は時間やコストが大きくなりやすい点がネックになります。そこで、要件を絞って早期に立ち上げ、運用しながら改善できるノーコード開発が有効な選択肢になりました。ノーコード総研は、事業開発支援や業務効率化支援を背景に、要件整理から伴走できる体制を提供。担当者は「まず形にして相談で使い、改善を回せる進め方が必要だった」と述べ、スピードと柔軟性が決め手になりました。
「補助金情報の整理と相談導線を一体化」

開発にあたり、同社は相談対応の実務に直結する機能を明確に定義しました。具体的には、補助金一覧と詳細情報の表示、簡易診断、お問い合わせの三つです。補助金情報は公的な情報源から取得し、一覧と詳細をサイト内で確認できる設計とすることで、相談時の情報提示を自社サイト内で完結させます。加えて簡易診断を用意することで、相談前の段階でも顧客が自分に合う制度を把握しやすくなり、問い合わせまでの導線が滑らかになります。
「補助金ポータルを起点に支援事業を拡張」
今後は、補助金ポータルサイトを単なる情報掲載にとどめず、支援事業の成長を支える基盤として育てていく方針です。たとえば、簡易診断の精度を高めて相談の前捌きを強化したり、問い合わせ後の対応プロセスを整えて業務負担を減らしたりと、DX支援事業との連動余地があります。また、研修事業や公的支援策の申請支援事業とも相性がよく、顧客の課題に応じた案内を自社サイト内で一貫して提供できるようになります。ノーコードで構築することで、制度変更や掲載情報の更新にも柔軟に対応しやすく、改善を積み上げやすい点もメリットです。同社は「運用しながら機能を追加し、相談の入口として育てていきたい」と、段階的な拡張を見据えています。
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