請求書自動管理システム

プロジェクト概要
請求書やレシートの内容をOCRで読み取り、スプレッドシートにデータを自動入力するAIエージェントです。
開発の背景と課題
従来のやり取りでは請求書やレシートの内容を手打ちでスプレッドシートやExcelに入力しなくてはならず、情報の入力ミスが発生したり、時間が非常にかかってしまったりと非常に効率がわるいものとなっていました。このシステムによって自動で入力ができるため、入力内容の簡単なチェックを行うのみにできるようになります。
開発期間
約3週間での開発
機能一覧(解決)
メール受信、格納機能
添付ファイルをGoogleドライブに自動保存する機能です。ファイルを保存する手間を省けます。
ファイル受信・OCR機能
請求書ファイルの形式判定(PDF/画像/その他)、画像認識(OCR)による文字情報抽出。OCRはOPEN AIのAPIを使用。この機能によってデータの打ち込みの手間がなくなります。
APIを使用
データの校正と反映機能。APIを組み合わせることで自動で行える作業の幅を増やしました。
期待される効果
- 業務効率の向上
- 人為的なミスの減少
このシステムによって手打ちの作業が必要なくなり、従来の作業フローが打ち込み内容のチェックのみに短縮されました。このことで従来の作業が8割ほど削減されると考えています。またこの技術はfaxでの発注のやり取りなどの自動化にも応用が可能です。
開発のこだわり
このシステムは「請求書処理の自動化」に特化し、シンプルかつ確実に動くことを重視して開発をしました。まず、従業員が送信したメールの添付ファイルを自動でGoogleドライブに格納する仕組みを導入し、保存作業の手間や漏れを防止しています。次に、請求書ファイルの形式を判定し、PDFや画像などどの形式でも対応できるようにしつつ、OCRにはOpenAIのAPIを利用することで高精度な文字認識を実現しました。さらに、抽出したデータは指定フォーマットに自動変換され、レシートや請求書の内容がスプレッドシートに反映されるため、表記揺れや入力作業の負担を大幅に削減できます。余計な機能を盛り込むのではなく、請求書処理に必要な最低限の流れを正確に仕上げることにこだわりました。