ホテル予約システムおすすめ比較【2026年版】PMSの機能・料金・選び方

はじめに
ホテルや旅館の予約管理は、公式サイト、電話、楽天トラベル、じゃらん、Booking.com、Airbnbなど、複数の販売経路を扱うほど複雑になります。空室、料金、キャンセル、顧客情報を手作業で更新していると、ダブルブッキングや転記ミスが起こりやすくなります。
「ホテル 予約 システム」を探している方は、単に予約フォームを置きたいだけではなく、自社予約を増やしたい、PMSやサイトコントローラーと連携したい、スタッフの二重入力を減らしたいという課題を持っています。ホテルシステムのおすすめを比較するときは、機能名だけでなく、客室数、販売チャネル、決済、会員施策、現場の運用体制まで合わせて見ることが重要です。
この記事では、2026年8月31日時点で確認できる公式情報をもとに、ホテル予約管理システム・PMSの違い、主要10製品の機能、料金、施設規模別の選び方、無料・低価格サービスの条件を整理します。既製品で足りない業務をノーコード開発で補う考え方も紹介します。比較表から読み始めても、自施設に必要な候補を絞れる構成です。
ホテル予約管理システムとは

ホテル予約管理システムとは、宿泊予約の受付、変更、キャンセル、空室確認、顧客情報管理、予約メール送信などをオンラインで処理する仕組みです。宿泊施設の公式サイトに予約導線を置き、管理画面で予約情報を確認できるタイプが一般的です。
似た言葉にPMSとサイトコントローラーがあります。PMSは予約だけでなく、客室管理、清掃、会計、売上集計、顧客台帳まで含めた宿泊施設の基幹システムです。サイトコントローラーは、OTAや自社予約など複数チャネルの在庫・料金を一元更新するシステムです。
予約管理システムは「予約を受ける入口」、PMSは「宿泊運営の台帳」、サイトコントローラーは「販売チャネルの在庫・料金連携」です。必要範囲を分けると、過剰な機能や二重管理を避けやすくなります。
ホテルシステムの機能比較表

ホテルシステムを比較するときは、製品名より先に「どの業務をシステム化したいか」を決めます。
| サービス | 主なタイプ | PMS | サイトコントローラー | 事前決済 | 会員・CRM | 向いている施設 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| OPTIMA BOOKING | 直販予約エンジン | 要確認 | 連携あり | 要確認 | 会員限定プラン・割引 | 直販強化、デザイン重視 |
| tripla Book | 直販予約エンジン | 要確認 | 国内外チャネルマネジャー連携 | 多通貨カード決済 | 会員・ロイヤルティ、CRM/API | 会員施策、メタサーチ重視 |
| Check Inn | PMS一体型 | あり | あり | 要確認 | 要確認 | PMS・自社予約を一本化したい施設 |
| 予約番 | 宿泊予約システム | 要確認 | 連携あり | オプション確認 | 会員機能あり | 固定費で宿泊予約を運用したい旅館・ホテル |
| Beds24 | PMS/チャネル管理 | あり | あり | Stripe等と連携 | 顧客管理・自動メッセージ | 海外OTA、民泊、複数物件 |
| DYNA IBE | 直販予約エンジン | DYNA PMSと連携可 | 連携あり | 要確認 | ポイント・クーポン | 自社予約最大化、メタサーチ重視 |
| 予約プロプラス | 宿泊予約システム | 要確認 | 連携あり | オプション | 会員、ポイントはオプション確認 | Web制作・販促も相談したい施設 |
| AirHost ONE (HMS) | PMS/サイトコントローラー | あり | あり | 連携確認 | CRMは上位機能確認 | 民泊、無人運営、省人化 |
| リザエン | 汎用予約管理 | 宿泊専用PMSではない | 要確認 | 有料オプション | 顧客管理、分析 | 宿泊以外の予約もまとめたい施設 |
| タビチャットエンジン | 公式サイト予約エンジン | 要確認 | 連携あり | 対応 | 会員機能は有料プラン | 低コストで自社予約を始めたい施設 |
予約エンジン、PMS、サイトコントローラーをすべて入れる必要はありません。将来の連携範囲だけ先に確認しましょう。
料金体系・初期費用・月額費用の比較

ホテル予約管理システムの料金は、初期費用、月額費用、客室数課金、予約手数料、決済手数料、オプション費用で構成されます。
以下は、2026年8月31日時点で公式サイトから確認できる情報です。最終的な金額は客室数、施設数、契約期間、オプション、決済会社によって変わるため、導入前には同じ条件で見積もりを確認してください。
| サービス | 初期費用 | 月額費用・課金方式 | 料金確認時の注意点 | 公式情報 |
|---|---|---|---|---|
| OPTIMA BOOKING | 要問い合わせ | 要問い合わせ。Basic / Plus / Enterprise、月額固定課金 | 詳細費用は問い合わせ。Enterpriseは個別見積もり、税区分も見積もりで確認 | 公式 |
| tripla Book | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 日本語公式では料金体系が問い合わせ扱い。会員・メタサーチ・CRM連携範囲と税区分を確認 | 公式 |
| Check Inn | 初期費用無料 | 18,000円/月・施設から | 月額基本料以外の予約ごとの手数料なし。部屋数・施設数で変動、税区分は見積もりで確認 | 料金 |
| 予約番 | 30,000円 | 13,000円/月から | 税別表記。オプションは別途費用。成約手数料なし、導入月は無償 | 公式 |
| Beds24 | セットアップ費なし | 15.50ユーロ/月から | 契約縛り・最低契約期間なし。税抜相当、EU外はVATなし。利用サービスで変動 | 料金 |
| DYNA IBE | 0円 | 7,500円/月から | 提供元はバリューコマース株式会社。DYNATECHはブランド名。税区分とオプションは確認 | 公式 |
| 予約プロプラス | 30,000円、税込33,000円 | 12,000円/月、税込13,200円 | 多言語、ポイント、法人予約、決済などはオプション別料金 | FAQ |
| AirHost ONE (HMS) | 要確認 | 1〜10室: Lite 2,000円/室・月、Pro 2,500円/室・月、Premium 3,000円/室・月。〜15室、〜20室は単価が下がる | 1〜3室は3室分、20室以上は個別相談。税区分は見積もりで確認 | 料金 |
| リザエン | 25,000円から | 15,000円/月から | 税別。月間予約500件まで込み、超過500件ごとに月額+5,000円。決済・スマートロック・APIは別料金 | 公式 |
| タビチャットエンジン | 0円 | 無料プラン0円、有料プラン6,000円/月 | 有料プランは税別。予約ごとの手数料なし。決済手数料は問い合わせ。無料プランに期限なし | 公式 |
固定費型と従量型は、予約数が増えた後の費用負担まで含めて比較しましょう。
施設規模・運営形態別の選び分け
小規模ホテルや旅館では、月額費用と操作性を優先します。中規模ホテルや複数施設では、PMS・サイトコントローラー・自社予約の連携を重視しましょう。
| 施設規模・運営形態 | 優先すべき選定軸 | 記事内で合いやすい製品例 |
|---|---|---|
| 小規模ホテル・旅館 | 月額費用、操作性、予約フォームのわかりやすさ | 予約番、タビチャットエンジン、DYNA IBE |
| 中規模ホテル | PMS、サイトコントローラー、自社予約の連携 | Check Inn、AirHost ONE、Beds24 |
| 複数施設・チェーン | 複数施設管理、会員施策、共通プラン、売上分析 | OPTIMA BOOKING、tripla Book、Beds24 |
| 民泊・ゲストハウス | スマートロック、事前チェックイン、清掃タスク管理 | AirHost ONE、Beds24、タビチャットエンジン |
| 旅館・リゾート | 食事、日帰り、オプション販売、団体・法人予約 | 予約プロプラス、予約番、OPTIMA BOOKING |
| 宿泊以外の予約も扱う施設 | 会議室、イベント、アクティビティ、店舗予約との統合 | リザエン、OPTIMA BOOKING、ノーコード開発 |
宴会予約、日帰りプラン、送迎、法人契約、独自会員などを細かく扱う場合は、既製品だけで完全に合わないことがあります。
ホテル予約管理システムおすすめ10選
ここでは、既存記事で紹介していた10サービスを、2026年8月31日時点の公開情報に合わせて整理します。料金が問い合わせ扱いのサービスは、機能面と確認すべきポイントを中心に見てください。
OPTIMA BOOKING
- OPTIMA BOOKINGは、直販強化向けの予約システムです。Basic、Plus、Enterpriseの3プランがあり、スマートフォン最適化、会員限定プラン、サイトコントローラー連携などを確認できます。詳細費用は問い合わせ扱いです。
tripla Book
- tripla Bookは、予約エンジン、会員・ロイヤルティ、メタサーチ連携、CRM連携を強みにしたサービスです。日本語公式では料金が問い合わせ扱いです。
Check Inn
- Check Innは、PMS、サイトコントローラー、自社予約システムをまとめて使えるオールインワン型です。公式料金は初期費用無料、18,000円/月・施設から、予約ごとの手数料なしです。
予約番
- 予約番は、旅館・ホテル向けの宿泊予約システムです。公式ページでは、初期30,000円、月額13,000円から、成約手数料なし、導入月無償と案内されています。
Beds24
- Beds24は、PMS、オンライン予約、チャネルマネージャー、決済、メッセージ自動化を組み合わせられる海外発サービスです。公式料金は15.50ユーロ/月から、セットアップ費なしです。
DYNA IBE
- DYNA IBEは、バリューコマース株式会社が提供する宿泊予約システムです。DYNATECHは事業ブランドで、Direct In S4から名称変更されています。料金は初期0円、月額7,500円からです。
予約プロプラス
- 予約プロプラスは、アビリブ系の宿泊予約システムです。公式FAQでは、初期30,000円(税込33,000円)、月額12,000円(税込13,200円)です。多言語、法人予約、決済などはオプション別料金です。
AirHost ONE (HMS)
- AirHost ONE (HMS)は、サイトコントローラー、PMS、セルフチェックインを組み合わせられる宿泊管理システムです。1〜10室帯はLite 2,000円/室・月、Pro 2,500円/室・月、Premium 3,000円/室・月です。〜15室、〜20室は単価が下がり、1〜3室は3室分、20室以上は個別相談です。
リザエン
- リザエンは、幅広い業種に対応する汎用予約管理システムです。公式ページでは、初期25,000円から、月額15,000円から、月間予約500件まで基本料金内、超過500件ごとに月額5,000円追加、いずれも税別です。
タビチャットエンジン
- タビチャットエンジンは、宿泊施設の公式サイト向け予約システムです。公式ページでは、初期0円、無料プラン0円、有料プラン6,000円/月、予約ごとの手数料なしと案内されています。
ホテル向け予約管理システムの無料サービス
無料または低価格の予約管理システムは、初期費用を抑えたい施設には有効です。旧記事で紹介していた2サービスを、2026年8月31日時点で確認できる公式情報で整理します。
じゃらんホームページダイレクト
じゃらん系の自社公式サイト向けサービスとして、現在確認できる公式ページはホームページダイレクトサービスプラスです。公式ページでは、初期費用0円、月額料金20,000円(税抜)、1か月契約の自動更新、利用開始月と利用開始翌月は利用料なしと案内されています。
同ページでは、予約エンジン、オンラインカード決済、じゃらんnetとの口コミ表示などを確認できます。販売サポートパック契約施設のみ使える連携もあるため、在庫登録の要否、契約条件、決済手数料は営業担当または管理画面で確認してください。現行公式ページ上では、完全無料の予約管理システムとしては断定しません。
R-with(アールウィズ)
楽天グループの公式発表では、R-withは宿泊施設の自社ホームページに楽天トラベルの予約機能を付加するサービスです。同発表では、日本語版・英語版を費用・手数料の負担なく無料提供し、自社ホームページ販売在庫と楽天トラベル販売在庫を一元管理できるとされています。
ただし公式発表は2013年11月8日時点の情報です。導入時は楽天トラベルの契約条件、在庫提供条件、事前カード決済、手数料、現在の提供範囲を担当者に確認してください。
既製品が合わない場合はノーコード開発も選択肢

ホテル予約管理システムは多機能ですが、独自の会員ランク、法人契約料金、宴会・会議室・日帰り利用、清掃通知、売上レポート、既存会計ソフト連携などは、標準機能だけでは不足することがあります。
ノーコード総合研究所では、Bubbleなどのノーコードツールを活用して、予約管理、顧客管理、スタッフ向け管理画面、レポート、外部API連携を短期間で構築できます。ノーコードを用いることで、従来開発と比べて約1/3の期間・費用感での開発を目指せます。平均案件単価は200〜400万円が目安です。
過去には、ユーザーがジムを検索し、予約し、レビューできるサービスアプリの開発実績があります。宿泊業でも、予約受付そのものは実績ある既製品を使い、清掃通知、売上集計、顧客メモ、法人契約管理などの周辺業務だけをノーコードで補う設計が可能です。
開発範囲や費用感を整理したい場合は、予約システム 開発【2026年版】方法・費用相場・失敗しない選び方も参考になります。観光アプリ開発や宿泊業務のDXを検討している場合は、観光アプリ開発【2026年版】ノーコードで予約・チェックイン・多言語対応を作る方法もあわせて確認してください。
導入前には、どの業務を既製品で処理し、どこを自社専用にするかを分けて考えることが大切です。
まとめ
ホテルシステムのおすすめを比較するときは、ランキングだけで決めず、自社の予約経路、客室数、スタッフ体制、会員施策、既存PMSやサイトコントローラーとの連携を整理することが重要です。予約エンジンだけで足りる施設もあれば、PMS一体型や無人運営向けの仕組みが必要な施設もあります。
無料・低価格サービスは初期費用を抑えやすい一方で、在庫連携、決済手数料、契約形態、顧客データの扱いを確認しないと、導入後に運用が詰まることがあります。R-withのように過去の公式発表で無料提供が確認できるサービスも、現在の条件は担当者に確認する前提で比較しましょう。
2026年8月31日時点では、Check Inn、予約番、DYNA IBE、予約プロプラス、リザエン、タビチャットエンジンなどは公式ページで料金の目安を確認できます。一方、OPTIMA BOOKINGやtripla Bookのように、詳細見積もりが前提のサービスもあります。無料・低価格サービスも、在庫連携、決済手数料、契約条件を確認してから選ぶ必要があります。
公開価格だけでなく、決済手数料、オプション、導入支援、契約期間まで含めて比較しましょう。既製品で業務を完全に合わせられない場合は、ノーコード開発で周辺業務を補う方法もあります。予約、顧客、売上、清掃、通知、レポートをどこまで一元化するかを決めることで、現場に定着しやすい仕組みを設計できます。

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