外部サービス連携で業務効率30%改善?ノーコード×AI開発の始め方

基幹システムの外部サービス連携ガイド:ノーコード×AI開発でムダをなくす

🏁 はじめに

  • 課題:二重入力と手作業転記による非効率
  • ゴール:ノーコード×AI開発による連携の基本と進め方を解説

1. 外部サービス連携とは何か

  • 定義:システム間をAPIでつなぎ、データ連携を自動化
  • メリット: 二重入力、ミス、作業負荷の削減

2. ノーコード×AI開発で進める連携

  • 手順:洗い出し → スコアリング → ノーコード+AIで試作
  • AI活用: API仕様解釈など、開発スピードを加速させる

3. 連携パターンと比較のポイント

  • パターン:勤怠×給与×会計など、主要な基幹業務
  • 判断 作業頻度やミスの影響度でスコアリングし優先度を決定

4. 失敗しないためのポイント

  • 原則:APIからではなく業務フロー起点で考える
  • 選定: ノーコード×AIの実績がある開発会社を選ぶ

✅ まとめ

  • 結論:ノーコード×AIで小さく試しながら改善できる

はじめに

勤怠管理のCSVをダウンロードして給与計算ソフトに読み込む、問い合わせフォームの内容をスプレッドシートへ転記する──こうした「つなぎ作業」に毎月多くの時間を割かれている企業は少なくありません。単純作業ほどミスも起きやすく、修正作業や差し戻しが業務の負担になってしまうケースもよく見られます。

こうしたムダを減らし、業務の流れをスムーズにする手段が「外部サービス連携」です。ここでいう外部サービス連携とは、勤怠管理システム・会計管理システム・経費精算ツール・CRM・チャットツールなど、企業がすでに使っている複数のクラウドサービスをつなぎ、データの受け渡しをシステム同士で自動化することを指します。人が毎回ダウンロードやアップロード、コピペを行う代わりに、システムが正確かつリアルタイムにデータをやり取りしてくれるイメージです。

しかし現実には、「APIと言われても分からない」「社内にエンジニアがいない」「フルスクラッチ開発は高そう」という理由から、外部サービス連携に踏み出せない企業が多いのも事実です。

そこで近年注目されているのが、ノーコードツールと生成AI(ChatGPT / Gemini / Claude など)を組み合わせて開発を進める「ノーコード×AI開発」というアプローチです。Pythonでゼロからプログラムを書く従来型の開発ではなく、生成AIにコード生成や構築の補助を行わせながら、ノーコードツールで連携フローを素早く形にできます。

本記事では、勤怠管理や会計管理などの基幹システムを扱う担当者を対象に、「外部サービス連携の基礎」「ノーコード×AI開発のメリット」「よくある連携パターン」「失敗しない進め方」について解説します。これから外部サービス連携を検討したい方、まず何から始めるべきかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。


外部サービス連携とは何か

この記事で扱う「システム開発」は、勤怠管理・会計管理・経費精算・案件管理などの企業の基幹システムを対象としています。これらは従業員の勤務時間や給与データ、売上・仕入れ、経費など、事業運営に欠かせない重要なデータを扱っています。

外部サービス連携とは、こうした基幹システムやクラウドサービスをAPI(サービス同士の通信窓口)やWebhookといった仕組みでつなぎ、データ連携を自動化することです。

たとえば次のようなケースがあります。

・勤怠システムで確定した勤務時間を給与計算ソフトに自動で送る
・問い合わせフォームの入力内容をCRMに登録し、同時にチャットツールへ通知する
・経費精算ツールで承認された内容を自動で会計システムに取り込む

これらを実現できれば、二重入力やミスが減り、リアルタイムで正しいデータが流れる仕組みになります。

外部サービス連携の主なメリットは以下の通りです。

  1. 二重入力がなくなる
    手入力やコピペの作業が不要になるため、月末月初の作業負荷が大幅に下がります。
  2. ミスが減る
    手作業で発生するヒューマンエラーを抑えられます。特に給与・会計はミスが大きなトラブルにつながるため効果が高い領域です。
  3. リアルタイムに状況を把握できる
    データが自動更新されることで、残業時間、売上集計、経費申請の滞留などをタイムリーに確認できます。

従業員数が増えるほど、外部サービス連携の効果は「掛け算」で大きくなります。業務の基盤を作るという意味でも、早めに検討する価値があります。


ノーコード×AI開発で進める外部サービス連携

外部サービス連携というと、「エンジニアがプログラムを書くもの」というイメージが強いかもしれません
しかしノーコードツールと生成AIを組み合わせれば、従来より短期間・低コストで連携フローを構築できます。

進め方を4ステップで整理すると以下の通りです。

1. 手作業の洗い出し
まずは、どの業務でどのシステムを“手でつないでいる”のかを洗い出します。
例:勤怠→給与→会計、経費精算→会計、問い合わせ→スプレッドシート→CRMなど。

2. 簡易スコアリングで優先順位を決める
作業頻度、作業時間、ミスの影響度、関係者数などを点数化して高いものから着手します。

3. ノーコード+AIで試作(プロトタイプ)を作る
ChatGPTやGeminiにAPI仕様の解釈やサンプルコードを相談しながら、ノーコードツールで実際の連携処理を組み立てます。フルスクラッチ開発に比べ、圧倒的にスピードが速い点が特徴です。

4. 小さくリリースし、改善する
最初は「自動化+人による確認」を併用し、1〜2ヶ月運用しながら改善していきます。

この進め方によって、従来のように半年以上かけて大規模な開発をする必要はなくなります。現場と近いスピードで改善を続けられるため、実態に合ったシステム連携を実現できます。


よくある外部サービス連携パターンと比較のポイント

企業で特にニーズが高い外部サービス連携は次の通りです。

・勤怠システム × 給与計算 × 会計
勤務時間→給与→仕訳の流れを完全に自動化できます。

・経費精算ツール × 会計ソフト × 承認フロー
承認ルートの設定、申請通知、会計ソフトへの自動反映まで一気通貫。

・問い合わせフォーム × CRM × チャットツール
問い合わせ→自動登録→通知→対応ステータス管理まで自動化できます。

どれから着手すべきか判断する際には、次のスコアリング表が便利です。

【スコアリング表】

項目観点例
作業頻度毎日・毎週・毎月どれくらい発生するか
作業時間一回の作業に何分かかるか
関係者数何人が影響を受ける作業か
ミス時の影響度給与・顧客対応・決算などへの影響
システムの継続性今後も使い続ける前提のシステムか

点数化すれば、感覚ではなく「数字」を根拠に優先度を説明できます。


失敗しないためのポイント

外部サービス連携を成功させるには、次の点を意識するのが重要です。

1. 業務フロー起点で考える
API仕様書から入るのではなく、まずは「誰が・どのタイミングで・どのシステムを使っているか」という業務フローを整理します。すると、自動化が効くポイントが自然と見えてきます。

2. ノーコード×AIの実績がある開発会社を選ぶ
単に“ノーコードできる”だけではなく、基幹システム(勤怠・会計・経費など)との連携実績がある会社を選びましょう。生成AIを活用した要件整理や改善サイクルに慣れているかも重要です。

3. 小さく始めて早く改善する
大規模な設計を最初から作るのではなく、小さな連携から試し、運用しながら育てていく方が失敗が少なく、現場にフィットします。


まとめ・次のアクションへ

外部サービス連携は、一度整備できれば毎月の業務負荷を大幅に減らし、二重入力やミスも防げる仕組みです。特に勤怠・給与・会計・経費といった基幹業務の領域では効果が高く、早い段階で取り組むほど生産性向上につながります。

ノーコード×AI開発の活用により、従来より短い期間で小さく試しながら改善できるため、エンジニア不在の企業でも取り組みやすくなりました。

まずは「この作業は自動化できるかも」と感じる業務を一つ挙げ、作業内容・システム・工数を洗い出してみてください。スコアリングを使えば優先順位も整理しやすくなります。

社内だけで判断が難しければ、ノーコードとAI活用に実績のある開発会社に一度相談してみるのも有効です。私たちも、勤怠・給与・会計・経費・CRMなどの基幹システムを起点に、連携フローの整理から試作、運用開始まで一気通貫でサポートしています。

外部サービス連携は「効率化の最初の一歩」であり、「業務を安定させる土台」でもあります。担当者が本来の業務に向き合える時間を作るためにも、ぜひこの機会に取り組んでみてください。

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