Bubbleでアプリを作るのにかかる時間【2026年版】マッチングサイト・業務アプリの工程別目安

目次

はじめに

Bubbleは、コードを書かずにWebアプリや業務アプリを作れるノーコード開発ツールです。画面、データベース、ワークフロー、API連携を一つの環境で扱えるため、アイデア検証やMVP開発では非常に相性がよい選択肢になります。一方で、ドラッグ&ドロップだけで完成するわけではなく、要件定義、DB設計、権限、テスト、公開準備には一定の時間が必要です。

Bubbleでアプリを作るのにかかる時間は、作るものの規模、開発者の習熟度、外部連携の有無、スマホ対応の範囲で大きく変わります。個人の学習用ToDoなら数日で形にできますが、求人や人材のマッチングサイト、顧客管理や予約を含む業務アプリでは数週間から数か月を見るべきです。2026年9月時点のBubble公式プランはWebとモバイルの両方を前提にした体系で、ワークロードという利用量の考え方もあるため、開発時間と運用コストを同時に見積もる必要があります。

この記事では、Bubbleでアプリを作る時間の目安を、規模別、工程別、マッチングサイトの機能別、学習時間、料金別に整理します。自作するか、テンプレートで始めるか、Bubble受託開発会社に依頼するかを判断する材料として活用してください。Bubbleで作られ事業として成長したアプリの実例や、初心者がつまずきやすい質問への回答もまとめています。マッチングサイトについては、依頼側と受注側の2種類のユーザーをどう扱うかで期間が変わるため、機能ごとに時間が延びやすい点を表で示します。社内の意思決定者、公開日、必須機能を先に決めておくと、外注時の見積もり精度も上がります。最初に必要機能を絞るほど、公開までの期間は短くなります。

Bubbleとは?

ノーコード開発ツールの編集画面

Bubbleは、コード不要でWebアプリを構築できる点が最大の魅力です。起業家、学生、デザイナー、マーケターなど、技術的なバックグラウンドがない人にも利用されています。

項目説明
名前Bubble(バブル)
種類ノーコードのアプリ開発プラットフォーム
主な特徴ドラッグ&ドロップでUI構築、データベース管理、ワークフロー設定が可能
対応範囲Webアプリに加え、公式のWeb+Mobileプランで iOS・Android アプリにも対応
対象者初心者から上級者まで
利用シーンMVP開発、社内ツール、マッチングサイト、会員制サービス、SNSなど

Bubble開発時間の全体目安

アプリ開発のスケジュール表

Bubble開発の時間は、学習時間と制作時間を分けて考えると見積もりやすくなります。すでにBubble経験がある人や開発会社に依頼する場合は、学習時間を省いて要件定義と実装に集中できます。ここでの期間は、要件整理から公開前チェックまでを含む想定です。

規模例自作の目安経験者・外注の目安
———:—:
学習用・小規模ToDo、申込フォーム、問い合わせフォーム付きLP5〜30時間1〜5日
MVP会員登録、投稿、検索、求人・人材マッチングサイト50〜120時間2〜4週間
業務アプリ顧客管理、予約、承認、通知100〜250時間1〜2か月
SaaS課金、権限、分析、複数ロール、マルチユーザーEC250時間以上2〜4か月以上
Web+MobileWeb、iOS、Android対応要件次第追加で2〜6週間

短く作るコツは、最初から完璧なSaaSを狙わないことです。最初の公開範囲を絞ることが、時間短縮の大きな要因です。

工程別に見る所要時間

アプリ設計とワイヤーフレーム

Bubbleは実装が速い一方で、DB設計とワークフロー設計を軽く見ると手戻りが増えます。データ構造が曖昧なまま作ると、後から一覧や検索、承認条件を直すことになります。

工程主な作業目安
———:
要件定義目的、ユーザー、画面、必須機能、ユーザーフローの整理3〜10時間
ワイヤーフレーム主要画面、入力項目、導線の確認(Figmaなど)3〜12時間
UIデザイン配色、フォント、要素配置、スマホ表示の調整5〜15時間
DB設計Data type、Field、権限(Privacy rules)、検索条件5〜20時間
UI実装PC/スマホ表示、Reusable elementによる部品化10〜40時間
ワークフロー登録、更新、通知、条件分岐15〜80時間
API連携外部DB、決済、メール、AI連携5〜40時間
テスト・修正権限、レスポンシブ、不具合検証、ログ確認5〜20時間
公開準備独自ドメイン接続、SEO設定(タイトル・説明文)、本番反映3〜10時間

API連携は認証方式やエラー処理があるため、工数を別枠で見てください。考え方はアプリ開発におけるAPI連携の進め方でも整理しています。

マッチングサイトを作る場合の時間目安

求人マッチングサイトの画面

Bubbleで求人や人材のマッチングサイトを作る場合、上の表のMVPにあたり、自作で50〜120時間、経験者なら2〜4週間が目安です。時間を左右するのは画面の数よりも、依頼側と受注側の2種類のユーザーと、応募から契約までのステータス管理です。

機能主な内容時間が延びやすい点
会員登録・ログイン依頼側・受注側でユーザー種別を分ける種別ごとの表示・権限の出し分け
プロフィールスキル、実績、写真、自己紹介入力項目の多さ、画像の扱い
案件登録・検索募集条件の登録、キーワード・条件検索検索条件の組み合わせ、並び替え
応募・マッチング応募、選考、契約のステータス管理ステータス遷移と通知の設計
メッセージユーザー同士のやり取り未読管理、通知メール
決済・手数料利用料や成約手数料の請求外部決済サービスとのAPI連携
管理画面会員・案件の確認、不正対応運営側の権限設計

決済や本人確認を最初から入れると期間が延びるため、初回公開は応募とメッセージまでに絞るのが現実的です。運営側の審査の流れも初期に決めておきます。外注先の選び方はマッチングアプリ開発会社の選び方で解説しています。

Bubbleの学習時間の目安

パソコンでオンライン学習

Bubbleを初めて使う方は、次の学習ステップを踏むと開発の理解が深まります。

学習項目内容所要時間(目安)
基本操作UI配置、データの保存・表示5〜10時間
データベース設計データ構造と連携の理解5〜10時間
ワークフロー条件処理、ページ遷移、DB操作10〜20時間
レスポンシブ対応スマホ・タブレット最適化5〜10時間

合計30〜50時間ほどで、基本的なアプリを自分で組み立てられる段階に進めます。

Bubble公式料金と公開時の注意

SaaS料金プラン比較

2026年9月27日時点のBubble公式料金ページでは、Free、Starter、Growth、Team、Enterpriseのプランが案内されています。

プラン公式料金(年払い時の月額)ワークロード/月主な内容
Free0ドル(年払い・月払いの区別なし)50K1 app editor、ログ保存6時間、独自ドメイン不可
Starter年払い59ドル/月175K独自ドメイン、基本Version Control、ログ2日、モバイル5ビルド/月
Growth年払い209ドル/月250K2 app editors、10 custom branches、ログ14日、モバイル10ビルド/月
Team年払い549ドル/月500K5 app editors、25 custom branches、ログ20日、モバイル20ビルド/月
Enterprise要問い合わせ(年払い・月払いは個別)個別ホスティング地域、専用サポートなど個別

※表の金額は年払いを選んだ場合の月額(税別のドル建て)です。月払いの金額と最新の条件は公式ページで確認してください。

料金は月額だけでなく、ワークロード(WU)の消費量も確認してください。利用者数や自動処理が増えると消費量が増え、超過分の費用や上位プランへの移行が必要になります。

Bubble製アプリの実例

スタートアップのチームミーティング

Bubbleで作られ、事業として成長したアプリもあります。

アプリ名用途特徴
CometIT系フリーランスと企業のマッチング立ち上げ期はBubbleだけで構築(MVP.dev)
Qoins借金返済を支援する金融アプリ創業者が約1週間で動くプロトタイプを作成(No Code Exits)

Cometは、フリーランスを審査したうえで企業とつなぐマッチングサービスで、Bubbleで立ち上げた後に平均月商約80万ドル規模まで成長したと紹介されています。QoinsはBubble公式ブログでも取り上げられ、150万ドル超の資金を調達しましたが、銀行移行のトラブルにより2023年6月に事業を停止しています。

想定ケース: 業務アプリMVPを短期公開する流れ

業務アプリの管理画面

問い合わせ受付、案件管理、担当者割り当て、承認までを扱う業務アプリでは、最初から全社展開を狙うと時間が伸びます。まず申請フォーム、案件一覧、担当者更新、承認、通知、管理者ダッシュボードだけに絞れば、経験者なら2〜4週間でMVP公開まで進めやすくなります。

AI要約や社内ナレッジ連携を含めたい場合は、DifyとBubbleを組み合わせたノーコードAIアプリ開発のように外部AIツールとの連携も選択肢です。最初の2週間で使える最小単位を出し、現場の入力負担を実データで確認すると、後半の改善が具体的になります。

開発時間を短縮するコツ5選

開発作業の効率化
  1. テンプレートの活用: Bubble公式マーケットプレイスのテンプレートでベース構築の時間を短縮する
  2. プラグインの導入: 決済や地図など外部連携の多くはプラグインで実装できる
  3. MVP開発思考: 最低限の機能に絞って素早くリリースし、改善を繰り返す
  4. 部品化: よく使うUIパーツをReusable elementにして再利用する
  5. 他ツールとの併用: Figmaで先に画面を設計し、ZapierやMakeで外部サービス連携を分担する

時間が延びる原因とNocoderiで短縮できること

チームで開発計画を確認

Bubble開発が長引く原因は、ツールの操作よりも要件の未確定にあります。作りながら画面を増やす、権限を後から足す、DB設計を頻繁に変える、スマホ表示を最後に確認する、といった進め方は手戻りを生みます。

Nocoderiでは、Bubble受託開発の前段階で、必要機能、画面、データ、権限、連携、公開後の改善順序を整理します。学習部分を省き、実装上の落とし穴を避けられるため、MVPや業務アプリを早く公開しやすくなります。特殊なテーマはBubble Web3アプリ開発ガイドも参考にしてください。ただし、開発前に業務ルールと判断者を決めることが、外注でも時間短縮の前提です。

よくある質問(FAQ)

  • Q1. コーディング経験がなくても使えますか? A. はい。Bubbleはドラッグ&ドロップと設定ベースでアプリを作れます。複雑な処理はワークフローの理解が必要です。
  • Q2. Bubbleは無料で使えますか? A. Freeプランで開発・検証はできますが、独自ドメインでの公開にはStarter(年払い59ドル/月)以上が必要です(2026年9月27日時点・公式料金)。
  • Q3. スマホアプリは作れますか? A. 公式のWeb+MobileプランでiOS・Androidアプリも作れます。方式の比較はBubbleのスマホアプリ開発をご覧ください。
  • Q4. 日本語対応していますか? A. エディタは英語表記ですが、日本語のアプリを作れます。日本語のチュートリアルやコミュニティもあります。

まとめ

Bubbleでアプリを作る時間は、学習用の小規模アプリなら5〜30時間、マッチングサイトを含むMVPなら50〜120時間、業務アプリなら100〜250時間、SaaSやWeb+Mobile対応ならさらに長く見積もるのが現実的です。初心者はBubbleの基本操作、DB設計、ワークフロー、レスポンシブ対応の学習に30〜50時間ほどを見ておくと安心です。工程表を作るときは、画面数だけでなく、データ構造、権限、外部連携、テスト対象も含めて見てください。

2026年9月時点のBubbleは、Webとモバイルの両方を前提に、ワークロードで利用量を管理するプラン体系になっています。無料プランで検証し、公開前にStarter以上、チーム開発ならGrowth以上を検討する流れが基本です。料金は月額だけでなく、編集者数、ワークロード、ログ保存期間、モバイルビルド数も確認してください。公開後に利用者が増えるアプリでは、運用中のログ確認と改善の時間も見積もりに入れておくと安全です。

開発時間を短縮したい場合は、テンプレートやプラグインを活用し、最初にMVPの範囲を絞り、DB設計と権限を早めに固めることが重要です。マッチングサイトなら、初回公開を応募とメッセージまでに絞ると期間を読みやすくなります。Nocoderiでは、Bubbleを使った業務アプリ、マッチングサイト、管理画面、API連携、AI連携まで支援できます。自作でどこまで進めるか、どの段階から外注するか迷っている場合でも、要件整理から相談できます。

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