line 勤怠管理【2026年版】LINE打刻・通知連携の設計

目次

はじめに

勤怠管理をシステム化しても、現場で使われなければ意味がありません。出勤時に専用アプリを開かない、シフト前の通知に気づかない、打刻漏れの修正申請が後回しになると、結局は管理者が確認する手間が増えます。

そこで候補になるのが、LINEを入口にした勤怠管理です。多くの従業員が日常的に使っているLINEから打刻、通知、申請、承認、リマインドを行えるようにすると、「アプリの使い方がわからない」「操作に慣れない」といった導入時の壁を下げながら、管理者の確認漏れも減らしやすくなります。

ただし、2026年時点でLINEを使った勤怠管理を導入するなら、LINEだけで勤怠を完結させる発想は避けます。勤怠データの正本は勤怠システムや社内DBに残し、LINEは打刻・通知・申請画面への入口として使う設計が安全です。

この記事では、LINEでできる勤怠管理、LINE打刻に対応する勤怠システムの例と料金、LINE公式アカウント・Messaging API・LIFFの使い分け、2026年10月に改定されたメッセージ料金の確認点、導入時の注意点、ノーコード/Bubbleで独自フローを作る方法を整理します。

LINE連携を検討するときは、便利さだけでなく、勤怠データの保存先、本人確認、退職者の権限停止、メッセージ配信の費用まで見ます。現場の操作を簡単にしつつ、管理部門が後から説明できる記録を残すことが導入の前提です。たとえば、打刻の入口はLINEでも、確定データと承認履歴は勤怠システムに残します。

  • LINE勤怠管理は、LINEを入口に打刻・通知・申請・承認を行う仕組みです。
  • 勤怠データの正本は勤怠システムやデータベースに残し、LINEは入力と通知の接点にします。
  • まず個人LINEとLINE WORKSのどちらを使うかを決め、対応する勤怠システムを選びます。
  • 自社で通知を送る場合は、LINE公式アカウントのメッセージ通数と料金を事前に確認します。

LINE勤怠管理でできること

LINE打刻のスマホ画面

LINE勤怠管理とは、LINE公式アカウントやLINE WORKS、LINE連携機能を持つ勤怠管理システムを使って、従業員が出退勤打刻、打刻漏れ申請、休暇申請、シフト確認、リマインド受信を行える仕組みです。従業員は普段のチャットアプリに近い導線で操作でき、管理者は勤怠システム側でデータを確認します。

一方で、LINEのトーク履歴だけを勤怠記録にするのは避けます。打刻時刻、位置情報、申請理由、承認者、修正履歴は、勤怠システムやデータベースに構造化して保存します。LINEは入力と通知の接点、勤怠システムは記録の正本と分けることが重要です。

LINE連携で使える主な機能

LINE連携で実現できる機能は、利用する勤怠システムや連携方式によって変わります。代表的なものは次のとおりです。

  1. LINE上での出退勤打刻(位置情報の記録は、サービスや打刻方法によって対応が異なります)
  2. 有給休暇やシフトの申請・承認
  3. 打刻忘れや申請未提出のリマインド通知
  4. 残業時間や勤怠サマリーなどの確認
  5. チャットボットによる問い合わせへの自動応答

顔認証や指紋認証といった生体認証は、LINEそのものではなく勤怠システム側の打刻手段として提供されるのが一般的です。LINE打刻とICカード打刻を併用するなど、職場に合わせて複数の打刻方法を組み合わせる運用もできます。スマホ1台で勤怠業務の大部分が完結するため、従業員の利便性と管理部門の業務効率を同時に上げやすくなります。

LINE連携の方式

LINE通知と勤怠連携

LINE勤怠管理には、複数の連携方式があります。既存SaaSのLINE連携を使う方法、LINE公式アカウントから通知する方法、Messaging APIでBotを作る方法、LIFFでLINE内に打刻・申請画面を表示する方法です。

方式向いているケース注意点
勤怠SaaSのLINE連携すぐにLINE打刻や通知を使いたい標準機能の範囲に制約される
LINE WORKS連携業務用アカウントで打刻・通知を分けたいLINE WORKSの導入と管理者設定が必要
LINE公式アカウントリマインドやお知らせを配信したいメッセージ通数と配信対象の管理が必要
Messaging APIBot応答、個別通知、外部DB連携を作りたい開発・保守・Webhook設計が必要
LIFFLINE内で打刻画面や申請画面を開きたい認証、画面設計、権限管理が必要
Bubble/ノーコード連携既存SaaSにない申請フローを補いたい正本データとの同期設計が必要

LINE DevelopersのMessaging APIを使うと、Bot応答や個別通知、メッセージ送信を設計できます。LIFFを使うと、LINE内ブラウザでWebアプリを開き、打刻や申請画面を表示できます。

多くの会社では、まず勤怠SaaSのLINE連携で打刻と通知を始め、標準機能で足りない申請や日報だけをMessaging APIやLIFFで補う順番が現実的です。最初からすべてを自社開発すると、保守の負担が大きくなります。

LINE勤怠管理の導入メリット

勤怠連携のAPI設計

LINE連携の最大のメリットは、操作の入口を従業員に近づけられることです。専用アプリを探す、URLを開く、社内ポータルへログインする、といった手間を減らせます。

メリット内容
高い利用率普段使っているLINEから操作でき、新しいアプリの定着を待たずに始めやすい
操作が直感的トーク画面のボタンで打刻でき、年齢層を問わず説明の手間が少ない
通知による漏れ防止打刻忘れや申請未提出をLINE通知でリマインドできる
管理者も効率化スマホで承認・確認ができ、対応が早くなる
多拠点・外回りに対応店舗、現場、外出先のスタッフでも同じ手順で打刻できる

シフト制や現場勤務では、打刻や申請の心理的な負担が下がるだけでも定着率が変わります。特に建設業、飲食業、小売業のように、従業員が勤務中にPCを使わない業種では、LINE連携の効果が出やすくなります。

管理者側にとっては、紙のタイムカードを回収して手入力する作業や、未提出者へ個別に連絡する作業を減らせる点が大きな利点です。LINEを入口にしながら勤怠データをシステム側へ連携すれば、給与計算や勤怠締めにも使いやすくなります。勤怠データのAPI連携については、勤怠管理API連携ガイドも参考になります。

LINE打刻に対応する勤怠管理システムの例

勤怠システム比較

LINEやLINE WORKSからの打刻に対応した勤怠管理システムの例です。料金は2026年10月27日時点で各社公式サイトを確認した内容です。

サービス名LINE連携の内容料金(公式確認)特徴
ジョブカン勤怠管理LINE打刻(チャット画面上で打刻)公式料金ページで確認(機能の組み合わせでユーザー単価が変わる)出勤管理、シフト管理、休暇・申請管理、工数管理を組み合わせて使える
KING OF TIMELINE WORKSとの打刻連携1人あたり月額300円(全機能一律)、初期費用0円。税区分は公式ページで確認顔認証・指紋認証・ICカードなど打刻手段が豊富
ハーモス勤怠LINE打刻(公式アカウントのトークで出勤・退勤)30名以下は無料。31名以上は1人あたり月額100円(税抜)〜、最低利用料金は月額3,000円(税別)、初期費用0円小規模から無料で試せる

同じ「LINE対応」でも、個人のLINEで打刻できるサービスと、LINE WORKSとの連携を前提にしたサービスがあります。従業員に個人のLINEを使ってもらうのか、業務用のLINE WORKSを配るのかを先に決めると、候補を絞りやすくなります。

料金はユーザー単価だけでなく、最低利用料金、オプション機能の追加料金、年払いか月払いかでも変わります。導入規模や業務環境によって最適なサービスは異なるため、無料プランやトライアルで実際の打刻画面を現場に触ってもらってから比較するのが確実です。

勤怠システムのタイプ別の選び方

LINE打刻に対応する勤怠システムは、どこまでの業務をまとめたいかで大きく3つのタイプに分けられます。給与計算や人事労務までまとめたいならバックオフィス効率化型、シフト作成も任せたいならシフト管理型、まず打刻と集計だけを整えたいなら勤怠特化型が候補です。標準機能で足りない申請や日報がある場合は、LINEの開発機能やノーコードで補う自社構築も選択肢に入ります。

タイプを選ぶ前に、従業員がどのチャネルで打刻するかを決めます。個人のLINEで打刻するのか、会社が用意するLINE WORKSで打刻するのかによって、対応している勤怠システムが変わるためです。前の表のとおり、個人のLINEでの打刻に対応するサービスと、LINE WORKSとの連携に対応するサービスは分かれています。

タイプ向く職場確認する機能注意点
バックオフィス効率化型給与計算や人事労務も1つのサービスでまとめたい会社給与ソフトとの連携、休暇や残業の申請・承認既存の給与ソフトとデータを連携できるか、移行が必要かを確かめる
シフト管理型シフト制の店舗や、日ごとに勤務者が変わる現場シフトの作成・配信、シフト変更の申請と承認シフトが変わったときに、誰へどの経路で通知が届くかを決めておく
勤怠特化型まず打刻と集計だけを整えたい会社打刻方法の種類、打刻漏れの通知、勤怠の集計・出力将来、申請や給与連携を足したくなったときの機能追加や他システム連携の可否
自社構築(Messaging API・LIFF・ノーコード)標準機能にない申請項目や日報をLINEから入力したい会社正本データとの同期、閲覧・承認の権限管理開発後の改修や障害対応を誰が担うか、保守の体制を用意する

比較するときは、打刻以外に必要な機能を書き出しておきます。休暇や打刻修正の申請、上長の承認、給与計算への連携のどこまでを勤怠システムに任せるかで、選ぶタイプが決まります。あわせて、無料プランや無料トライアルがあるかも比較軸にすると、現場で試してから決められます。

自社構築を検討する場合は、勤怠SaaSとの役割分担を先に決めます。勤怠SaaSの代わりにノーコードで作るか、SaaSを残して不足分だけ作るかの判断は、勤怠管理システム ノーコード【2026年版】SaaS比較と外注で整理しています。

LINE打刻を始めるまでの設定手順

LINE打刻は、勤怠システムを契約すればすぐに使えるわけではありません。管理者が勤怠システム側で機能を有効にし、従業員一人ひとりがLINEと勤怠アカウントを連携して、初めて打刻できるようになります。ここでは、公式に手順が公開されているハーモス勤怠とジョブカン勤怠管理を例に流れを整理します。設定画面の名前や連携の方法はサービスごとに異なるため、導入するサービスの公式ヘルプも確認してください。

管理者が勤怠システム側でLINE打刻を有効にする

ハーモス勤怠では、管理者が「システム管理>システム設定」画面で「LINE打刻」の項目にチェックを入れて、LINE打刻を許可します(出典: HRMOS勤怠の公式解説、2026年10月27日確認)。

ジョブカン勤怠管理では、「スタッフ管理→マイページ設定→マイページ表示機能設定」の「モバイルマイページの機能表示」欄で「LINE打刻」を「表示」に変更して保存します。項目が見当たらない場合は、サポート窓口での機能開放が必要です(出典: ジョブカン勤怠管理のヘルプ、2026年10月27日確認)。

あわせて、打刻場所の記録をどう扱うかを決めます。ジョブカン勤怠管理のLINE打刻はGPS機能を使った打刻に対応しておらず、打刻場所はスタッフ本人のメイングループとして記録されます(出典: 同ヘルプ)。ハーモス勤怠では、打刻時の位置情報を取得する設定を「システム管理>システム設定」の「勤怠:打刻」で行います(出典: HRMOS勤怠のヘルプ、2026年10月27日確認)。LINE打刻で位置情報が残るかはサービスによって違うため、現場での打刻場所の確認が必要な会社は、ほかの打刻方法との組み合わせも含めて確かめます。

従業員が公式アカウントを友だち追加して連携する

次に、従業員がスマートフォンのLINEアプリで勤怠システムの公式アカウントを友だち追加します。ハーモス勤怠では、QRコードから公式アカウントを友だち登録し、自社のハーモス勤怠のURLと自分のID・パスワードでログインすると、LINEと勤怠アカウントが連携されます。連携後は、トーク上の「出勤」「退勤」ボタンで打刻できます(出典: HRMOS勤怠の公式解説、2026年10月27日確認)。

ジョブカン勤怠管理では、管理者がスタッフ一覧の【URL通知】から「LINE連携用ワンタイムパスワード」をメールで送ります。従業員はメールのURLかQRコードから公式アカウントを友だち追加し、トーク画面にワンタイムパスワードを送信すると連携が完了します。以降は、トーク画面で「打刻」と送ると打刻できます(出典: ジョブカン勤怠管理のヘルプ、2026年10月27日確認)。

従業員への案内では、友だち追加の方法、ログインに使うID、連携できたかの確かめ方を1枚の手順書にまとめておくと、問い合わせを減らせます。

試験運用で連携完了率と打刻漏れを確かめる

いきなり全社で始めず、まず1つの部署や店舗で試験運用します。対象の従業員のうち何人が連携を終えたか、LINE打刻に切り替えた後に打刻漏れが増えていないかを確認し、つまずいた点を手順書へ反映します。連携が進まない従業員がいる場合は、個人のLINEを使いたくない事情がないかも聞き取ります。問題がなければ、ほかの部署へ順番に広げます。

料金・メッセージ通数で確認すること

打刻漏れリマインド

自社でLINE公式アカウントやMessaging APIを使って通知を作る場合、見落としやすいのがメッセージ通数と料金プランです。勤怠リマインドを全従業員へ毎日送る設計にすると、想定以上にメッセージ数が増えることがあります。

プラン月額固定費(税抜・月払い)無料メッセージ通数追加メッセージ(税抜)
コミュニケーション0円(税抜)200通/月送信不可
ライト5,000円(税抜)5,000通/月送信不可
スタンダード15,000円(税抜)30,000通/月2026年10月1日から、20万通/月までは1通3円(税抜)、20万通を超えた分は1通2.5円(税抜)

出典はLINE公式アカウントの料金プランと追加メッセージ料金改定のお知らせです(2026年10月27日確認)。

たとえば従業員100名に、出勤前リマインドと退勤打刻漏れ通知を1日1通ずつ、月22日送ると、それだけで月4,400通になります。コミュニケーションプランの200通では足りず、ライトプランの上限にも近づきます。通知を送る対象を「未打刻の人だけ」に絞るなど、配信設計で通数を抑える工夫が必要です。

Messaging APIで送るメッセージも、LINE公式アカウントのメッセージ通数としてカウントされます。ただし、従業員のメッセージに返信する応答メッセージは通数に含まれません。カウント方法はMessaging APIの料金ページで確認できます。勤怠SaaSのLINE打刻を使う場合は、通知がサービス側の公式アカウントから送られるのか、自社のアカウントから送るのかで費用の扱いが変わるため、契約前に各社へ確認してください。

導入時の注意点と対策

LINE勤怠管理では、個人アカウント利用、セキュリティ、本人確認、位置情報、端末紛失、退職者の権限停止を考える必要があります。

注意点対策方法
個人アカウントへの依存LINE WORKSや業務用の公式アカウントを使い、私用のやり取りと分離する
セキュリティ不安2段階認証、IP制限、通信の暗号化、アカウント連携の解除手順を確認する
本人確認・なりすまし勤怠システムのアカウントとLINEアカウントを1対1で連携し、位置情報を記録する
退職者・端末紛失管理者が連携を即時に解除できる運用を決めておく
運用ルールの徹底打刻ミス時の修正申請ルールをマニュアル化して周知する

従業員個人のLINEを使う場合は、業務利用の同意、通知範囲、プライバシー、問い合わせ先を明確にします。私用のアカウントを業務に使うことに抵抗を感じる従業員もいるため、事前説明とトライアル期間を設けて現場の反応を確かめることが、スムーズな導入のポイントです。

勤怠記録として重要なのは、LINEで送られたメッセージではなく、システムに保存される打刻データです。打刻時刻、ユーザーID、位置情報、申請理由、承認ログ、修正履歴を保存し、必要に応じて出力できるようにします。

打刻修正が発生する場合は、LINE通知だけで済ませず、申請・承認フローを用意します。修正前後の履歴や承認者を残す設計は、打刻修正とは【2026年版】勤怠の修正申請と承認フローも参考になります。

想定ケース:小売店舗と建設現場の打刻をLINEで補完する

現場スタッフのスマホ打刻

ここでは、LINE勤怠管理が効果を出しやすい2つの職場を想定して、導入の流れを整理します。

1つ目は、複数店舗を展開する小売チェーンです。アルバイトの打刻忘れやシフトの行き違いが頻発し、店長が毎週の勤怠確認に時間を取られている状態を想定します。この場合、LINEからの出勤・退勤打刻を位置情報付きで導入し、シフト前日にリマインドを自動送信します。打刻忘れがあれば本人にLINEで通知し、その場で修正申請を出せるようにすると、店長が一件ずつ声をかける手間を減らせます。

2つ目は、現場常駐のスタッフが中心の建設会社です。紙のタイムカードを各現場で提出し、本社で手入力している状態を想定します。この場合、LINEのリッチメニューから打刻画面を開き、出勤・退勤・休憩・打刻修正申請を選べるようにします。あわせて、日報もLINEから簡単に入力できるようにすると、本社での転記作業をなくせます。

どちらのケースでも、打刻データは勤怠システムやBubble側のDBに保存し、承認が必要な申請は上長へ通知します。未打刻がある場合は、勤務終了後に本人へリマインドを送ります。勤怠SaaSの標準機能で足りない日報や独自の申請項目だけを、LIFFとBubbleで補う構成にすると、開発範囲を小さく保てます。

LINE勤怠管理が向く職場・向かない職場

LINEを活用した勤怠管理は、単なる便利な打刻ツールにとどまりません。現場と管理部門をつなぐ連絡の経路として機能し、働きやすい職場づくりにも役立ちます。ただし、向き不向きははっきりしています。

向いているのは、PCを使わずに勤務を始める現場、シフト制で出勤時間がばらばらな職場、外回りや直行直帰が多い組織です。若手からベテランまで操作に迷いにくく、拠点が増えても同じ手順で運用できます。在宅勤務やテレワークとの併用を考える場合は、在宅勤務 勤怠管理【2026年版】テレワークの打刻・労働時間管理も参考になります。

一方で、社内のやり取りをSlackやTeamsに集約している会社では、LINEを追加するとツールが分散します。その場合は、普段使っているチャットツール側で打刻する方が定着しやすく、slack 勤怠管理【2026年版】打刻・通知・承認連携の作り方の構成が参考になります。どのツールで打刻するかは、従業員が毎日開いているアプリで決めるのが基本です。

デメリットとノーコード総合研究所で支援できること

LINE勤怠管理は便利ですが、すべての会社にそのまま合うわけではありません。個人LINEを業務利用したくない従業員がいる場合、業務端末やLINE WORKSなど別の選択肢も検討します。また、通知を増やしすぎると、重要な勤怠連絡が埋もれます。

勤怠SaaSのLINE連携は手軽に始められる反面、申請項目や承認経路、日報との連動などは標準機能の範囲に縛られます。自社の就業ルールに合わない部分を、Excelや別のチャットで補い始めると、結局は管理が分散してしまいます。

ノーコード総合研究所では、LINE公式アカウント、Messaging API、LIFF、Bubble、勤怠SaaSを組み合わせた勤怠フローを設計できます。LINEで使いやすくし、勤怠システムで正しく管理するという役割分担を作ることで、現場にも管理部門にも負担の少ない仕組みにできます。

LINE勤怠管理のよくある質問

従業員がLINE打刻を使えるようにするには何が必要ですか?

管理者が勤怠システムでLINE打刻を有効にし、従業員が勤怠システムの公式アカウントを友だち追加して、自分の勤怠アカウントと連携する必要があります。連携が終わると、LINEのトーク画面から打刻できるようになります。手順は本文の「LINE打刻を始めるまでの設定手順」で紹介しています。

LINE打刻は無料で試せますか?

無料プランや無料トライアルを用意しているサービスがあります。たとえばハーモス勤怠は利用人数30名以下なら無料で使え、KING OF TIMEは30日間の無料体験を用意しています。ジョブカン勤怠管理も、LINE打刻を無料トライアル・無料プランで利用できると案内しています(出典: ハーモス勤怠の料金、KING OF TIMEの料金、ジョブカン勤怠管理のヘルプ、2026年10月27日確認)。条件はサービスごとに異なるため、各社の公式料金ページで確認してください。

個人のLINEを業務に使いたくない従業員がいる場合はどうしますか?

LINE WORKSや会社が用意する業務端末、ICカードなど、ほかの打刻方法を併用できるサービスを選びます。LINE打刻を希望する従業員だけに使ってもらい、それ以外の従業員は別の方法で打刻できるようにすると、個人のLINEの業務利用を無理に求めずに済みます。

まとめ

line 勤怠管理は、従業員が使い慣れたLINEを入口にして、打刻、通知、申請、承認、リマインドを行いやすくする方法です。特にPCを常に使わない現場、シフト制の職場、外回りが多い組織では、操作の入口をLINEに寄せることで運用が定着しやすくなります。

ただし、LINEだけを勤怠記録の保存先にする設計は避けます。打刻データ、申請理由、承認ログ、修正履歴は勤怠システムやデータベースに残し、LINEは入力と通知の接点として使います。料金面では、勤怠SaaSのユーザー単価と最低利用料金に加え、自社で通知を送る場合はLINE公式アカウントのプランと、2026年10月に改定された追加メッセージ料金を事前に確認します。

導入する前に、誰がLINEで打刻するのか、個人のLINEとLINE WORKSのどちらを使うのか、どの通知を送るのか、どのデータを勤怠システムへ連携するのか、退職者や端末紛失時にどう止めるのかを整理してください。勤怠管理は毎日使う仕組みなので、便利さと証跡管理の両方が必要です。

導入時は、まず小さく始めるのが現実的です。無料プランやトライアルで打刻画面を現場に試してもらい、打刻漏れ通知、シフト前リマインド、修正申請など効果が見えやすい範囲から始めます。その結果を見て、承認画面や給与連携まで広げます。

ノーコード総合研究所では、LINE連携の要件整理、LIFF画面、Bubbleによる申請・承認フロー、勤怠SaaS/API連携、給与ソフト連携まで支援できます。LINEを使った勤怠管理を検討している段階から、現場運用とシステム構成を一緒に整理できます。

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