dify 無料【2026年版】Sandboxの制限と有料比較
はじめに
dify 無料でどこまで試せるのかは、AIチャットボットやRAGアプリを検討している企業にとって重要な判断材料です。DifyはノーコードでAIアプリ、チャットフロー、ワークフロー、ナレッジベースを作れるプラットフォームですが、無料で使える範囲と本番利用に向く範囲は分けて考える必要があります。
2026年時点のDify Cloudでは、無料のSandboxプランが用意されています。無料で画面操作、アプリ作成、ナレッジ投入、簡単な検証はできますが、message credits、アプリ数、チームメンバー数、ナレッジ容量、ログ保存期間などに上限があります。無料枠を「本番運用の代替」と考えると、途中で制限に当たりやすくなります。
この記事では、Dify公式のCloud料金ページとEnterprise料金ページをもとに、Sandbox無料プランの機能・制限、Professional/Teamとの違い、Community self-hostとの違い、有料化すべきタイミングを整理します。無料で始めたい人が、PoCで止めるべきか、業務利用へ広げるべきかを判断できる形で解説します。特に社内FAQや問い合わせ対応で試したい場合は、無料枠の上限を先に理解しておくと、検証後の移行判断がしやすくなります。
Dify無料プランでできること

Dify Cloudの公式料金ページでは、無料のSandboxは「Difyの主要機能を試すためのプラン」として案内されています。主な内容は、200 message credits、1 Team Workspace、1 Team Member、5 Apps、50 Knowledge Documents、50MB Knowledge Data Storageです。
無料プランで試しやすいのは、社内FAQボット、問い合わせ一次回答、議事録要約、RAG検索、プロンプト比較です。アプリ数が5つあるため、個人検証や小さな社内PoCなら十分に試せます。ただし、チームメンバーは1人、ログ履歴は30日、API Rate Limitは月5,000回なので、複数人の本番運用には向きません。
重要なのは、message creditsはDify Cloud上で各モデルを試すための枠という点です。公式ページでは、creditsを使い切った後は自分のLLM API keyへ切り替えられると説明されています。つまり、Difyの無料枠とは別に、OpenAIやAnthropicなどのモデル利用料が発生する可能性があります。
公式プラン比較

無料か有料かを判断する時は、価格だけでなく、アプリ数、メンバー数、ナレッジ容量、API制限、ログ保存期間を見ます。2026年時点の公式表示では、Professionalは年$590、Teamは年$1590です。月額表示ではProfessionalが$59/workspace/month、Teamが$159/workspace/monthで、年払い割引が示されています。
料金はworkspace単位で考える必要があります。部署ごとに別workspaceを作るのか、1つのworkspaceで複数アプリを運用するのかによって、実際の費用と権限設計が変わります。無料検証の段階でも、この単位を決めておくと後から作り直す手間を減らせます。
| プラン | 公式料金 | 主な上限・特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| — | —: | — | — |
| Sandbox | Free | 200 message credits、1名、5 Apps、50 documents、50MB storage | 個人検証、PoC、操作確認 |
| Professional | 年$590 | 5,000 credits/月、3名、50 Apps、500 documents、5GB storage | 小規模チーム、本番前検証 |
| Team | 年$1590 | 10,000 credits/月、50名、200 Apps、1,000 documents、20GB storage | 部門利用、複数アプリ運用 |
| Community | Free | self-host、Core features、Single Workspace | 自社管理、非商用・技術検証 |
| Enterprise | Custom | SSO、複数Workspace、SLA、Advanced Security | 大企業、厳格な管理要件 |
Dify Enterpriseの公式料金ページでは、Communityは無料でself-hostできる一方、EnterpriseはCustom料金です。Communityはサーバー費、保守、バックアップ、セキュリティ運用を自社で持つ必要があります。無料で使えることと、運用コストがゼロであることは別です。
無料で試す手順と注意点

Sandboxで始める場合は、最初から複数業務を詰め込まない方が安全です。まず、問い合わせFAQ、社内マニュアル検索、議事録要約のように、対象データが準備しやすく、効果を測りやすい業務を1つ選びます。
手順はシンプルです。アカウントを作成し、アプリ種別を選び、ナレッジ文書を登録し、プロンプトを調整し、テスト質問を10〜30件ほど流します。その後、回答精度、回答できない質問、ログの見やすさ、現場担当者が更新できるかを確認します。無料検証では、作れるかよりも運用できるかを見ることが大切です。
注意点は3つあります。1つ目は、個人情報や機密文書を安易に入れないことです。2つ目は、無料creditsだけで本番コストを判断しないことです。3つ目は、回答精度だけでなく、ナレッジ更新の手間を見ることです。DifyはAIアプリを作りやすい一方、元データが古い、重複している、担当者が更新できない場合は精度が落ちます。
有料化・外注を検討すべきケース

Sandboxから有料化を検討すべきサインは明確です。利用者が複数人になる、アプリが5つを超える、ナレッジ文書が50件を超える、ログを長期間見たい、API利用が増える、社外公開する、という状態になったらProfessional以上を検討します。
Teamが向くのは、複数部署で利用し、メンバー数やアプリ数が増えるケースです。Enterpriseは、SSO、監査、SLA、専用サポート、厳格な権限管理が必要な企業向けです。Community self-hostは無料で始められますが、サーバー管理や障害対応を自社で担える技術体制が前提になります。
ノーコード総合研究所では、Difyを使ったAIアプリのMVP開発や、Bubble連携、社内FAQ、問い合わせ自動化に対応しています。Dify ログイン手順 や Dify事例と評判 も参考に、無料検証から本番化までの範囲を整理してください。業務データの整理、プロンプト設計、運用権限まで含めて設計することが、Dify導入を失敗させないポイントです。
まとめ
dify 無料で試せる範囲は、2026年時点ではDify CloudのSandboxが中心です。SandboxはFreeで、200 message credits、1 Team Workspace、1 Team Member、5 Apps、50 Knowledge Documents、50MB Knowledge Data Storageなどが公式に示されています。個人検証や小さなPoCには十分ですが、複数人の本番運用には上限があります。
Professionalは年$590で、5,000 message credits/月、3名、50 Apps、500 Knowledge Documents、5GB storageが目安です。Teamは年$1590で、50名、200 Apps、1,000 documents、20GB storageまで広がります。Communityは無料でself-hostできますが、サーバー、保守、セキュリティ、バックアップは自社責任です。EnterpriseはCustomで、SSOや高度な管理が必要な組織向けです。
無料で始める時は、まずFAQ、社内マニュアル検索、議事録要約など、効果を測りやすい用途に絞ってください。検証では、回答精度だけでなく、ナレッジ更新、ログ確認、API key管理、個人情報の扱い、現場担当者の運用負荷を確認する必要があります。
有料化の目安は、チーム利用、社外公開、アプリ数増加、ナレッジ増加、ログ長期保存、API利用増です。無料枠を本番化する前に、運用設計、費用見積もり、モデル費、セキュリティ判断を確認しましょう。

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