Bubbleプラン徹底比較ガイド【2026年版】無料と有料の違い・料金・最適な選び方

目次

はじめに

「Bubbleを使ってみたいけれど、無料のままで足りるのか、どの有料プランを選べばいいのか分からない」という相談を、私たちは開発の現場で何度も受けてきました。Bubbleは無料で開発を始められる一方で、アプリの公開、独自ドメイン、チームでの共同編集、モバイルアプリの配信、workload unitsの上限など、実際に運用する段階で確認すべき条件が多くあります。

料金体系も以前とは大きく変わっています。かつてのPersonal、Professional、Productionという3つの有料プランは2024年10月までに現行プランへ移行し、現在はFree、Starter、Growth、Team、Enterpriseの5段階です。さらに2026年時点では、Web only、Mobile only、Web + Mobileの3種類から選ぶ形になっており、同じStarterやGrowthでも作るアプリの種類で月額が変わります。

この記事では、bubble の有料プランを選ぶ前に、無料プランとの違いと、有料にすることで何ができるようになるのかを整理します。そのうえで年払い・月払いの料金、プラン別の機能比較、workload unitsと超過料金、利用状況別の料金シミュレーション、目的別の選び方まで順に解説します。自分のアプリに合うプランと、公開後の月額の目安を判断できる状態を目指します。

料金や仕様は変更されることがあるため、契約前には必ずBubble公式のPricingページとBubble DocsのPricing and plansを確認してください。本記事の料金・機能は、2026年9月27日時点で公式ページに掲載されている情報をもとにしています。

Bubbleとプランの基本

Bubbleのプラン構成のイメージ

Bubbleとは

Bubbleは、プログラミングの知識がなくてもWebアプリやモバイルアプリを開発できるノーコード開発ツールです。画面の部品を配置し、データベースとworkflow(処理の流れ)を設定することで、業務システムや会員制サービス、社内ツールを作れます。開発が速く仕様変更にも強い一方、公開後は処理量に応じた費用がかかるため、プランの理解が欠かせません。

プランはproject単位・3種類から選ぶ

Bubbleのプランはアプリ(project)ごとに契約します。種類は、ブラウザで動くアプリ向けのWeb only、ストアで配信するネイティブアプリ向けのMobile only、両方を1つのprojectで作るWeb + Mobileの3つです。Web + Mobileなら、Webの管理画面とスマホアプリが同じデータベースとworkflowを共有できます。

プラン主な用途判断の目安
Free学習、試作、開発中公開前に操作や構成を試す
Starter初回公開、MVP独自ドメインでの公開が必要
Growthチーム開発、成長期編集者の追加、2FA、本格的なバージョン管理が必要
Team本格運用、複数人開発編集者やcustom branchesをさらに増やしたい
Enterprise大規模・高セキュリティ専任の支援やカスタムインフラが必要

旧プラン(Personal / Professional / Production)から何が変わったか

以前のBubbleは、Personal、Professional、Productionという3つの有料プランでした。Bubbleは2023年5月1日に新しい料金体系を導入し、18か月の移行期間を経て、2024年10月1日にすべてのアプリを新プランへ移行しています(Bubble公式ブログ)。最も大きな変化は、サーバーの処理量をworkload unitsで測り、プランの上限と超過分の従量課金で費用が決まるようになった点です。

無料プランと有料プランの違い

無料プランと有料プランの比較イメージ

無料プランでできること

Freeプランでは、エディタでアプリを作り、開発用のバージョンで動作を確認できます。Pricingページでは、Freeに50K workload units/月、1人のapp editor、6時間分のserver logs、API connectorが含まれると記載されています。以前は「無料プランではAPI連携が使えない」と説明されることがありましたが、現在はFreeでも外部サービスとの連携を試せます。

画面の作り込み、データ設計、workflowの動作確認までは無料で進められるため、学習やプロトタイプ作成には十分です。詳しい制限はbubble 無料プランでできること・制限でも解説しています。

有料にしないとできないこと

無料プランのままでは、利用者に向けてアプリを公開する運用はできません。独自ドメインでの公開はStarter以上の機能です。また、Freeはworkload tierの購入や超過の有効化ができず、公式FAQでは、超過が無効のアプリが上限に達するとオフラインになった旨のメールが届くと説明されています。

無料と有料の境目は「公開して利用者に使ってもらうかどうか」です。 開発中は無料で進め、公開の直前にStarterへ切り替える流れが最もコストを抑えられます。

項目Free有料(Starter以上)
アプリの公開(live)不可可能
独自ドメイン不可Starterから可能
API connector利用可能利用可能
workload units50K/月で上限175K/月〜。tier購入・超過課金で追加可能
app editor1人Growthで2人、Teamで5人
定期実行のworkflow(Recurring workflows)不可Starterから可能
モバイルのビルド提出含まれないStarter 5回/月、Growth 10回/月、Team 20回/月

Bubbleの料金比較【2026年9月時点】

料金プランの比較表

年払いと月払いの料金表

2026年9月27日時点の公式情報をまとめると次のとおりです。料金は米ドル建てで、初期費用の記載はありません。Freeは$0、Enterpriseは問い合わせです。

プランWeb onlyMobile onlyWeb + Mobile支払い条件
——:—:—:—
Free$0$0$0無料・初期費用なし
Starter(年払い)$29/月$42/月$59/月年払いの月額換算・米ドル
Starter(月払い)$32/月$49/月$69/月月払い・米ドル
Growth(年払い)$119/月$169/月$209/月年払いの月額換算・米ドル
Growth(月払い)$134/月$199/月$249/月月払い・米ドル
Team(年払い)$349/月$449/月$549/月年払いの月額換算・米ドル
Team(月払い)$399/月$529/月$649/月月払い・米ドル
Enterprise問い合わせ問い合わせ問い合わせ個別見積もり

出典: Bubble Docs Pricing and plans、Bubble Pricing(2026年9月27日確認)

年払いと月払いの差

上の表から計算すると、年払いはWeb onlyで約9〜13%、Mobile onlyとWeb + Mobileで約14〜16%安くなります。Web onlyのGrowthなら年払いで年間$1,428、月払いを12か月続けると$1,608で、差は$180です。Web + MobileのTeamでは差が$1,200まで広がります。

ただし年払いは1年分を先に支払う契約です。利用者数が読めない公開直後は月払いで始め、利用状況が安定してから年払いに切り替えると無駄が出にくくなります。

エンタープライズプラン

Enterpriseは、大規模なアプリや高いセキュリティ・可用性が求められる組織向けです。Pricingページでは、workload unitsとビルド数がカスタムで、専任のサポートチームが付くと記載されています。料金は非公開で個別見積もりです。多くの中小企業の業務アプリやMVPはStarterからTeamの範囲で収まるため、最初からEnterpriseを前提にする必要はありません。

プラン別機能比較

プラン別の機能を確認する画面

料金差はworkload unitsの量だけでなく、開発体制に関わる機能の差でもあります。

機能FreeStarterGrowthTeamEnterprise
アプリの公開・独自ドメイン不可可能可能可能可能
API connector可能可能可能可能可能
workload units/月50K175K250K500Kカスタム
app editor1人1人2人5人要相談
バージョン管理なしBasicPremiumPremium要相談
custom branchesなしなし1025要相談
2段階認証(2FA)なしなし可能可能要相談
server logsの保存期間6時間2日14日20日要相談
専任サポート記載なし記載なし記載なし記載なし専任チーム

出典: Bubble Pricing(2026年9月27日確認)。workload unitsはPricingページの表示値です。

API連携はどのプランで使えるか

現在のBubbleでは、Freeを含むすべてのプランでAPI connectorが使えます。API連携のためだけに上位プランを選ぶ必要はありません。ただしAPI呼び出しもworkloadを消費するため、外部APIを頻繁に呼ぶアプリでは消費量が月額を左右します。定期的なデータ取り込みに使うRecurring workflowsはStarterから含まれます。

workload unitsと超過料金

現在のBubbleは、データベース容量やworkflowの実行数ではなく、データの検索・保存、workflowの実行、API呼び出しなどのサーバー処理をworkload unitsでまとめて測ります。上限はFreeが50K、Starterが175K、Growthが250K、Teamが500K WU/月です。

上限を超えそうな場合は、Starter以上でworkload tierを追加購入するか、超過分を従量課金で支払います。公式FAQによると、tier未契約の超過料金は1,000 WUあたり$0.30です。月額料金だけでなく、公開後にworkloadがどれだけ増えるかまで見て選ぶことが重要です。 計算方法はBubble DocsのWorkloadで確認できます。

編集者数・バージョン管理・2FA

複数人で開発する場合は、app editorの人数とバージョン管理が判断軸です。FreeとStarterは編集者1人、Growthで2人、Teamで5人です。Growth以上ではPremium version controlとcustom branchesが使え、機能ごとにブランチを分けて並行で作業できます。2FAもGrowthからのため、顧客情報を扱う業務アプリや社外の開発会社と共同で編集する場合はGrowth以上が目安です。

独自ドメインとアプリ公開

Pricingページでは、StarterにLive website with custom domainが含まれると記載されており、独自ドメインで公開するにはStarter以上が必要です。社外向けのサービスや取引先が使う業務システムではほぼ必須のため、公開のタイミングでFreeからStarterへ切り替えます。

サポート体制

2026年9月時点のPricingページで専任のサポートチームが明記されているのはEnterpriseだけです。StarterからTeamまでは、公式ドキュメントやフォーラムを使って自力で解決する前提で考えておくと安全です。日本語での相談体制が必要なら、開発会社の支援を組み合わせる選択肢もあります。

見落としやすい追加費用

見落としやすい費用内容確認ポイント
workloadの超過上限を超えた処理量tier未契約なら1,000 WUあたり$0.30
workload tier追加WUの購入Starter・Growth・Teamで購入可能
ファイルストレージ追加ストレージ100GBあたり月$3
plugin無料、有料、月額、買い切り外部APIの費用も別途確認
外部サービス決済、メール、地図、AIなどBubble外の料金も含める

検索やAPI連携が多いアプリほど、利用量の増加を予算に含めてください。

料金シミュレーション:あなたの利用状況に合わせた最適なプランを見つけよう

利用状況に合わせた費用試算のイメージ

どのプランが最適かは、作るアプリの種類と使い方で変わります。必要な項目を洗い出したうえで、代表的な3つのケースで年間の費用を試算します。

利用状況を洗い出す

次の項目を書き出すと、候補のプランはほぼ絞れます。

項目詳細プラン選びへの影響
アプリの種類Webのみ、モバイルのみ、両方Web only / Mobile only / Web + Mobileの種別が決まる
公開の有無と時期社内検証のみか、利用者に公開するか公開するならStarter以上
想定ユーザー数と利用頻度1日の利用者数、1人あたりの操作量workload unitsの消費量に直結
外部連携決済、メール、AI、既存システムとのAPIworkloadと外部サービス費用が増える
定期処理夜間の集計、定期的なデータ取り込みRecurring workflowsのためStarter以上
開発体制編集者の人数、社外の開発会社との共同編集2人ならGrowth、3〜5人ならTeam
セキュリティ要件2FA、社内の審査基準GrowthまたはEnterprise

例1: 小規模なWebアプリを公開する

個人や小さなチームが、予約受付や会員向けページなどの小規模なWebアプリを独自ドメインで公開するケースです。利用者は100人程度、編集者は1人を想定します。この場合はWeb onlyのStarterが候補で、年払いなら年間$348($29×12か月)、月払いなら年間$384($32×12か月)が目安です。

例2: 中小企業の顧客管理システム

中小企業が顧客管理と案件管理をBubbleで作り、100〜1,000人規模で使うケースです。社内の担当者と開発会社の2人で編集し、顧客情報を扱うため2FAを必須とします。この場合はWeb onlyのGrowthが候補で、年払いなら年間$1,428、月払いなら年間$1,608です。検索画面が多い業務システムはworkloadを消費しやすく、上限の250K WUを月50K WU超えた場合、tier未契約なら月$15(50×$0.30)が加わります。

例3: 管理画面とスマホアプリを同じデータで運用する

現場のスタッフがスマホアプリで作業報告を入力し、本部がWebの管理画面で集計するケースです。この場合はWeb + MobileのGrowthが候補で、データの二重管理を避けられます。年払いなら年間$2,508($209×12か月)、月払いなら年間$2,988です。ストアへのビルド提出も月10回まで含まれます。

目的別の選び方と料金プランを選ぶ際の注意点

チームでプランを検討する様子

学習や試作ならFree、MVPや小規模な業務アプリの公開ならStarter、チーム編集や2FAが必要ならGrowth、編集者をさらに増やすならTeam、専用インフラや専任サポートが必要ならEnterpriseが候補です。

目的候補プラン理由
学習・検証Free無料で開発・動作確認ができる
Webアプリ公開Web only Starter独自ドメインで公開できる
ネイティブアプリ公開Mobile only Starter以上ストアへのビルド提出が含まれる
Web管理画面 + モバイルWeb + Mobile Starter以上同じバックエンドを共有できる
チーム開発Growth編集者2人、2FA、Premium version control
本格運用Team以上workload、branches、編集者数を増やせる

プランを選ぶ際は、次の4点を確認しておくと後悔しにくくなります。

  1. 必要な機能を先に洗い出し、どのプランから含まれるかを確認する
  2. 公開後の利用者数とworkloadの増え方を見積もり、超過料金まで含めて月額を試算する
  3. 開発中はFreeで進め、公開の直前に有料へ切り替える
  4. Web、モバイル、両方のどれを作るかを先に決め、あとから種別を変える手戻りを避ける

最初から高いプランにする必要はなく、Freeで検証し、公開時にStarterへ移行し、利用者や開発体制が増えた段階でGrowthやTeamへ上げる流れが現実的です。

Bubbleを選ぶ前に検討すべきこと

ノーコードツールを比較検討する様子

Bubbleは自由度の高いノーコードツールですが、万能ではありません。複雑なロジックが多いアプリでは独自の設計に慣れるまで学習コストがかかり、大量のデータを一度に処理する用途ではworkloadの消費が大きくなって費用と性能の両面で不利になることがあります。

利用者が増えるほどworkloadが増える料金体系のため、アクセスの多いサービスでは月額が上がりやすい点も理解しておく必要があります。情報発信が中心のWebサイトならWixやWebflowの方が合う場合もあり、データベースと業務ロジックを持つWebアプリならBubbleの強みが生きます。要件を明確にし、複数のツールを比較してから選んでください。

失敗例とnocoderiの支援範囲

業務アプリの設計を見直す様子

よくある失敗は、月額料金だけを見てFreeやStarterを選び、公開後にworkloadや外部サービスの費用で想定外のコストが出るケースです。Webとモバイルを別々のprojectで作り、データを二重に管理して運用が重くなる失敗もあります。検索条件、データ構造、workflow、外部APIの呼び出し方を設計段階で整理しておくことが、長期的な費用を抑える近道です。

nocoderiでは、Bubbleのプラン選定だけでなく、要件整理、データ設計、workloadを増やしにくい構成、公開後の改善まで支援しています。開発を外部に依頼する場合の進め方はBubble開発会社の選び方で、料金の詳細はBubble料金プランの解説で紹介しています。

まとめ:最適なBubbleプランを選んでノーコード開発を成功させよう

Bubbleのプランは、Free、Starter、Growth、Team、Enterpriseという名前だけで選ぶものではありません。2026年時点では、Web only、Mobile only、Web + Mobileのどれを選ぶかで月額が変わり、年払いか月払いかでも年間の費用に差が出ます。workload unitsの上限と超過料金、plugin、外部サービスの費用まで含めて見る必要があります。

無料プランでも、画面やデータ構造の作り込み、API connectorを使った連携の検証までは進められます。一方で、独自ドメインでの公開、定期実行のworkflow、workloadの追加購入、モバイルのビルド提出は有料プランの機能です。学習や試作ならFree、初回公開ならStarter、チーム開発ならGrowth、本格運用ならTeam、専任支援が必要ならEnterpriseが候補になります。まずはFreeで構造を作り、公開時にStarterへ上げる流れが堅実です。

契約前にはBubble公式のPricingとBubble Docsを確認し、料金シミュレーションのようにworkloadや外部サービスの費用も含めた年間の費用を試算してください。どのプランを選ぶべきか迷う場合は、公開先、利用人数、将来のモバイル対応を先に決めると、不要なプラン変更や作り直しを避けやすくなります。nocoderiでは、要件整理からプラン選定、公開後の改善まで支援しています。

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