Forguncyとは?価格・ライセンスと導入前の確認点を解説

Forguncy(フォーガンシー)は、メシウス株式会社が提供するノーコードの開発・運用基盤です。Excelに似た操作感でWebアプリケーションを作成できます。

公式価格は買い切り型で、開発用のForguncy Builder Proが172,000円(税抜)、運用用のForguncy Server基本ライセンスが540,000円(税抜)です。

サーバーの利用規模は同時接続数で追加していく体系のため、費用はユーザー総数ではなく同時利用の見込みで見積もります。

本記事では、製品の位置づけ、公式価格の読み方、導入前に決めたい移行範囲を解説します。

出典:Forguncy公式サイト、Forguncy公式のライセンスと価格(いずれも2026年9月25日確認)。

目次

Forguncyとは。ExcelライクにWebアプリを作る基盤

Forguncyの公式サイトでは、ノーコード開発・運用基盤として、Excelライクな画面作成ツールでWebアプリケーションを開発できることが案内されています。HTMLやCSSの知識は不要で、セルの結合や背景色の設定といったExcelに近い感覚で画面を作れることが特徴とされています。

用途としては、既存のシステムでは補えず、ExcelやAccessに依存してきた業務を、再現性高くシステム化することに適していると公式に説明されています。基幹システムなどの外部データベースとの連携にも対応します。提供元のメシウス株式会社は、長年UIコンポーネント開発を手がけてきた企業です。Forguncy公式サイト(2026年9月25日確認)。

つまりForguncyは、「Excelで回してきた社内業務を、複数人で使えるWebアプリに置き換える」場面を主戦場とする製品です。ノーコード開発全般の向き不向きはノーコードとは何かで整理しています。

Forguncyの公式価格とライセンス体系

公式価格ページの内容を整理します。ライセンスは買い切り型で、開発用と運用用に分かれています。

ライセンス価格(税抜)価格(税込)備考
——:—:—
Forguncy Builder Pro(開発用)172,000円189,200円開発用コンピューター1台につき1ライセンス。保守は初年度付帯
Forguncy Server 基本ライセンス(運用用)540,000円594,000円サーバーでのアプリ公開に必要
同時接続 5接続追加280,000円308,000円必要な同時接続数に応じて追加
同時接続 10接続追加530,000円583,000円同上
同時接続 50接続追加2,210,000円2,431,000円同上(100〜500接続の追加も公式に掲載)

同時接続数は、Forguncy Serverに同時に接続しているクライアント端末のWebブラウザー数でカウントすると公式に説明されています。Forguncy公式のライセンスと価格(2026年9月25日確認)。キャンペーンや構成による違いがあり得るため、契約前に公式ページと見積もりで最新条件を確認してください。

費用を見積もるときの考え方。ユーザー総数ではなく同時接続

Forguncyの運用費用で判断を誤りやすいのが、同時接続の見積もりです。利用者が100人いても、全員が同時にアクセスするとは限りません。逆に、朝の始業直後や月末の締め処理など、アクセスが集中する時間帯があるなら、その時間帯の同時利用数を基準にします。

見積もりの手順としては、対象業務ごとに「誰が・いつ・どのくらいの頻度で使うか」を書き出し、集中する時間帯の同時利用者数を想定します。そのうえで、不足したときに接続数を追加する前提で小さめに始めるのか、集中時に業務を止めないよう余裕を持たせるのかを、業務の性質で判断してください。

稟議の際は、初期費用(開発・運用ライセンス)と継続費用(保守の更新や接続数の追加)を分けて記載し、利用が拡大した場合にいくら追加になるかを試算欄として残しておくと、後からの追加申請を判断しやすくなります。

また、買い切り型は月額課金と費用の見え方が異なります。初期に開発・運用ライセンスの費用がまとまって発生する一方、公式には保守サービスの案内があり、継続利用では保守更新の費用も含めて複数年の総額で比較します。個別開発と比較する場合の費目の分け方はシステム開発費用の内訳を参考にしてください。

Excel業務の全部を移行しない。範囲の決め方

Forguncyの導入検討では、「今Excelでやっていることを全部アプリにする」と考えると、開発量が膨らみ、完成前に頓挫しやすくなります。移行範囲の決め方として、次の視点を提案します。

まず、複数人が同時に更新して困っているファイル、入力ミスや版ずれが実害になっているファイルを優先します。一方、個人の集計メモや、年に数回しか使わない資料は、Excelのままでも問題が小さいことが多い対象です。

また、計算ロジックが複雑なシートは、画面をアプリ化する価値と、ロジックを作り直す工数を分けて評価します。顧客管理のように「そもそもExcel管理を続けるか」から検討すべき業務は、エクセル顧客管理の限界と移行の考え方もあわせて確認してください。

開発の担い手も先に決めます。情報システム部門が作るのか、業務部門の担当者が作るのか、初期構築だけ外部へ依頼して運用を社内で引き継ぐのかによって、必要なライセンス数と教育の計画が変わります。開発ライセンスは開発用コンピューター1台につき1ライセンスと公式に案内されているため、作る人・端末が増える計画なら、その分も費用に含めてください。

Forguncyに関するFAQ

Forguncyはどんな会社に向いていますか?

公式の説明では、ExcelやAccessに依存してきた業務のシステム化に適しているとされています。Excelの操作感で画面を作れるため、現場業務をよく知る担当者が開発に関われる体制を作りたい会社に向いた設計です。自社の体制で運用まで担えるかは、試用や見積もりの段階で確認してください。

月額制のクラウドサービスですか?

公式価格ページでは買い切り型のライセンスとして案内されています。開発用のBuilder Proと、運用用のServerライセンス(+同時接続追加)で構成され、保守サービスの案内もあります。契約形態の詳細は公式の購入案内で確認してください。Forguncy公式(2026年9月25日確認)。

AppSheetなど他のノーコードツールとどう比べればよいですか?

課金の考え方が大きく異なります。Forguncyは買い切り+同時接続の体系、AppSheetはユーザー数に応じた月額の体系です。利用人数・利用頻度・社内サーバーやクラウドの方針によって総額の見え方が変わるため、同じ利用条件をそろえて試算してください。AppSheet側の条件はAppSheetのできること・料金で整理しています。

Excel業務のシステム化は範囲の整理から相談できます

ノーコード総研では、ノーコードやAIを活用した業務システムの受託開発をご相談いただけます。「Excel業務を何とかしたいが、ツール導入と個別開発のどちらが合うか分からない」という段階でも、対象業務の棚卸しと移行範囲の整理から一緒に検討できます。

まずは困っているExcel業務と関係者の人数・使う頻度を書き出して、ノーコード総研に相談することから始めてみてください。

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