保育園・幼稚園のICT導入事例と使える補助金の選び方【2026年版】

保育園・幼稚園では、登降園・連絡帳・請求・職員のシフトをつなぐ範囲を決めます。

保育ICTの端末込みの国基準は70万〜130万円、通常枠の上限は450万円です。

通常枠の直近(6次)の締切は10月30日17時で、以降の回の日程は公式サイトに順次公開されます。

保育ICTは自治体の実施要領、通常枠は登録ITツールの導入が対象判断の基準です。

標準の登降園・連絡・請求は既製SaaSを軸に、施設独自の申請や承認を部分開発で補います。

目次

保育園・幼稚園の現場で起きていること

登降園、欠席連絡、日誌、請求を別々に扱うと、確認する情報が分散します。こども家庭庁の事例集は、ICTの導入自体を目的にせず、園が目指す保育と導入目的を定めることを案内しています。運用定着では、入力担当と職員が教え合う体制を整理します。公式事例集・本文3〜4ページ。

最初に整理するのは、一日の登園から保護者への連絡、請求へ渡す情報までの流れです。誰が入力し、職員と保護者が何を見るかを分けます。機能を増やす前に、毎日更新する項目と月末に集計する項目を揃えると、導入の目的を説明できます。

保育園・幼稚園のシステム導入事例

公式事例:園全体でICT導入に再挑戦

こども家庭庁は、さくら学園保育園が若手・ベテランのチームで導入を進めた例を紹介しています。記録・計画、登降園、保護者連絡、請求等を導入し、日誌作成が1クラス約15分から約6分になったと報告しています。苦手な職員への少人数の説明も行っています。公式事例集・本文10ページ。

公式事例:専任担当者が活用を支援

認定こども園さくらでは、連絡帳や出席管理等をデジタル化し、ICTオペレーターが専門的な操作を支援しています。月末の事務作業を保育士一人当たり月4時間削減したとの記載があります。これは同園が報告した、月末の事務作業の改善結果です。公式事例集・本文11ページ。

当社の関連事例:教育分野の連絡と参加者管理

当社の高校のポータルサービスは、募集・応募、寄付、チャットを備えた教育分野の開発事例です。保育園への導入実績ではありません。施設側と利用者の情報共有を設計した事例です。機能整理には学習支援アプリにおけるスケジュール管理機能、職員側には勤怠管理 シフト勤務が参考になります。

施設側と利用者を募集・連絡でつなぐ型を、保育園なら行事の参加申請や法人内の承認画面へ展開する設計案です。たとえば行事と対象者を登録し、申請状況を職員が一覧で見る画面を作ります。職員側が対象を選び、利用者側が案内を見て返答するまでを試作範囲にします。日々の登降園や連絡帳を既製品へ残し、独自の申請だけを補う構成です。高校の実績と保育施設向けの設計案を分けて、必要な項目を仕様化します。

開発期間の公開例には、就活サイトの10日、健康管理アプリの開発事例の実装・テスト計2か月があります。費用は受託開発の案内で従来比約1/3としています。

使える補助金【2026年度】

制度名上限額・基準額補助率・負担割合対象経費公募状況公式URL確認日
保育所等におけるICT化推進等事業・システム導入国基準20万〜80万円。端末込み70万〜130万円、機能数別民設の基本は国1/2・市区町村1/4・事業者1/4記録・計画、登降園、保護者連絡、決済等のシステム導入自治体別。国資料に施設申請の共通期限の記載なし2026年度事業集・62ページ2026-10-22
デジタル化・AI導入補助金2026・通常枠450万円。プロセス数等で区分原則1/2、要件該当時2/3登録ソフト、クラウド最大2年、導入設定等6次は10/30・17時締切制度・日程2026-10-22

保育ICTの表は国の事業基準です。施設類型、自治体の実施・財政力、導入機能に応じ、所在地の募集要領で対象と金額が定まります。幼稚園と認定こども園も施設類型ごとに整理します。通常枠は、法人形態等の対象者と登録ITツールの要件を満たす場合に対象です。根拠・関連解説はです。

既製SaaSで足りる場合と、自社仕様で作る場合

既製SaaSで足りるかは、次の3点で判断します。

  • 登降園・連絡帳・請求を同じ情報で運用できます。
  • 保護者と職員が日常の端末から入力し、連絡内容を読めます。
  • 困ったときの窓口と、担当者が教え合う運用を用意できます。

この3点がそろう場合は、既製SaaSを使い続ける体制づくりを先に進めます。独自の申請を足す場合は、入力者、承認者、結果を見る人を絞ります。

製品比較では、欠席の連絡、登降園の記録、請求に渡す情報を同じ園児の例で試します。職員側で入力した内容と保護者側の表示を対応させ、日々の操作を説明できるかを見ます。結果を標準機能と独自の申請へ分けると、追加開発する項目が明確です。担当者の操作案内も、実際に試した流れを使って作れます。

業務や制度の整理には、AI 補助金 経済産業省が参考になります。

データの扱いは、担当と用途で分けて設計します。園児情報は職員・保護者ごとに表示項目を分けます。テスト用の記録で、担当クラスや閲覧者を替えたときの表示範囲を試します。

進め方|補助金の申請とシステム開発の順番

  1. 記録・連絡・登降園・請求の情報と転記箇所を整理します。
  2. ICT担当者と、職員・保護者が困ったときの窓口を決めます。
  3. 施設類型、自治体要領、登録ツール、対象経費を照合します。
  4. 制度の申請・着手条件を確認します。通常枠は交付決定後に契約・発注します。
  5. 一部の業務から試し、研修、権限設定、支払・実績報告を管理します。

申請順序の注意点は、通常枠では交付決定前に契約・発注しないことです。手続きは公募要領に沿って進めます。通常枠はIT導入支援事業者と申請します。自治体制度は別の要領で着手条件を整理します。同じ経費をどの制度で申請するかも見積ごとに揃えます。

よくある質問

幼稚園も保育園と同じ条件で保育ICT補助を使えますか?

同じ条件では使えません。施設類型と所在地の実施要領で対象が定まります。認定こども園か幼稚園かを分け、該当する募集要領で申請を整理します。

自園専用アプリの開発費も通常枠の対象ですか?

対象外です。通常枠は登録ITツールの導入が前提です。独自開発の費用は、既製ソフトの導入費と分けて見積もります。

保護者への連絡も一度に切り替える必要がありますか?

ありません。試行する業務と切替日を決め、段階的に移す型があります。操作案内と紙等での連絡手順も導入計画に入れます。

本記事の制度・金額・公募状況は2026年10月22日に各公式サイトで確認しました。

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